♡第１６話続き♡

「ゴールドさっぱりしてるんだね」
ハヤトが言った

ヤシムンはそんなハヤトの顔を見ると言った
「ハヤト。。ハヤトはほんまはさみしいんやろ」
ハヤトはその言葉にドキリとした
「さっぱりって言ってたけどな　ちょっと冷たいな　思うたんやないか？」
ヤシムンはハヤトの目を見ていた

ハヤトはやはりヤシムンには何も隠せないと知ったのだった
静かにうなずくとヤシムンに言った
「そうだよ。。俺　冷たいなって思ったよ。だけど本当は。。」
その後の言葉が見つからなかった

「本当はゴールドはとっても優しいやつやって知っとんのに　そう思ってしまった自分がいたっちゅうことやな」
ヤシムンがハヤトの代わりに言葉を紡いだ

ハヤトはまた静かにうなずいてみせた

「なあ　ハヤト、そんな自分嫌いなんか？」
ヤシムンは優しく問いた
ハヤトは少し言いにくそうにしていたが　やっと口を開いた
「うん。。」
ハヤトはヤシムンの前で正直に答えた

「あのな　俺が思うに誰も完璧やないんや」
ヤシムンは変わらずハヤトに優しく言った
「それはな　ハヤトがそんだけゴールドのことを好きやったいうことや。。それだけのことや」

ヤシムンがそう言うと納得できないハヤトは口にして言った
「好きだよ。好き。。なのに何で俺。。」
ハヤトはまた言葉にできずに口を閉じてしまった

「そうやろ　そうなるわな」
ヤシムンは意味不明なことを口にした

ハヤトはわからずにそのままヤシムンを見ている

　　　　　　　　　　　　　♡続く♡