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唐草模様の雛形

明治14年刊行の雛形。唐草をモチーフに様々な模様が展開されています。着物や帯の模様を見る時にも役立ちそうなので、一覧にまとめてみました。浴衣の記事で取り上げた「四條河原夕涼之図」に描かれている、右から2番目の役者は瓢箪車模様の帯を締めています。特に説明は不要なので、市松模様や縞模様などの定番以外の模様を見て楽しんでいただけたらと思います。

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染織図案ではありませんが、明治末から徐々に派手化していく模様と比較すると、こちらはかえって洗練された印象です。時代を経ると古典模様と呼ばれますが、馴染みのある動植物模様は飽きない安心感があります。