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20240428 第1話 ボランティア開始

義務教育の算数や理科、高校の数学や理科の基本を
勉強し直したいという人にボランティアでサポートしましょう
という活動を2023年12月から開始。

成人男性(Aさん、20代後半) 。
私がボランティアのポスターを掲示して1週間で申込みが来た。
最初の利用者。
物理の勉強を補助してほしいとのこと。
2023年12月から月に1、2回のペースでスタート。

仕事しながら、大学進学を目指したいという。
目標は夜間部の大学。
高校の範囲で言えば物理基礎の範囲が必須とのこと。

数学Ⅰも必要だが物理は全く未知の科目らしく
参考書を読んでもよくわからなかったらしい。 
加速度の単位は知っていたが意味はわからなかった
という状況。

高校物理でよく使う平均の速さvの単位はm/sである。
1秒間にvがどのくらい増えるのか減るのかというのが
平均の加速度だと言うことがなかなか伝わらない。
(注意:なぜ「平均」という言葉が付くのかということを説明するのも大変時間がかかる)

これまでいろいろな人に数学や科学を教えてきたが
苦手だと言う人に共通しているのは、割り算の意味がわかっていないということである。
A÷Bなのか、B÷Aなのか。どっちが適切なのかをわかるためには
実は文章の理解力が必要である。
割り算を形式的にできても、何を何で割れば求める量が得られるのかかわからない
ことが多いのである。このような場合には電卓も役にたたない。

AのBに対する割合は? と聞かれて
A/Bと答えられない ということだ。
分数や%がわからない人にも共通しているかもしれない。

このような基本的なことがわかるためには、塾にいけばよいのだろうか?
わかるまで付き合って教えてくれる塾は無いだろう。料金も高額。
義務教育で理解できないまま社会人になった人はどこでそれを学びなおせば
良いのだろう?
それを、ボランティアでやってみようというのが私の活動の趣旨である。

決して大学合格を保証するわけではないので
あくまでも学習の「サポート」。
この活動を必要とする人が今後どのくらい現れるのかわからないが
社会貢献の一つとしてやっていこうと思う。

現在、中学生1名、高校生1名、そしてこの方の3名をサポート中。


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