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第4話 中学生のサポート②

*** つづき 文章題になった途端に解けなくなるのはよくあること。 そこをサポートするのが活動の要だ。 初回、サポートの説明のときには次のことについても 考慮したうえでサポート受けるかどうか決めてほしいと 伝えている。それは 知らない人と向かい合って学習しているところを見られるのは 嫌だという場合は、サポート側で個室を借りてもいいですよ、と。 とりあえず初日は母親同伴でオープンスペースで実施。 30分ほどでサポートを終わることにした。 来週のサポートがその場で予約され

    • 第3話 中学生のサポート①

      1月末にさらに別のサポート依頼があった。 中2女子だということだった。 SNSの名前を見ると保護者かこどもか区別がつかなかった。 依頼者が未成年の場合は必ず保護者の了解と初日の保護者同伴 をお願いしている。 というのも、サポートの場所は公共のスペースを利用しているからである。 未成年女子が見知らぬおっさんと向かいあって何かをしていれば このご時世、通報されかねない。 サポートのポスターには私の性別は記載していなかったので サポートを依頼する側は結構勇気がいるだろう。 とり

      • 第2話 保護者の立場

        ボランティア開始から1ヶ月ほどで、さらに依頼が来た。 ポスターにはSNSのQRコードを載せているので、興味があれば気軽に連絡が できるようになっている。 保護者からであった。おそらく母親。 保護者曰く、高校生の娘が不登校で困っているという。 せめて娘には勉強だけでもしてほしいのでサポートをお願いしたいとのこと。 不登校の原因はあまりにもさまざまありすぎて なぜ行かなくなったのかわからないし その時は不登校の理由は聞かなかった。 だがサポートの立場として1つ確認したいことが

        • 20240428 第1話 ボランティア開始

          義務教育の算数や理科、高校の数学や理科の基本を 勉強し直したいという人にボランティアでサポートしましょう という活動を2023年12月から開始。 成人男性(Aさん、20代後半) 。 私がボランティアのポスターを掲示して1週間で申込みが来た。 最初の利用者。 物理の勉強を補助してほしいとのこと。 2023年12月から月に1、2回のペースでスタート。 仕事しながら、大学進学を目指したいという。 目標は夜間部の大学。 高校の範囲で言えば物理基礎の範囲が必須とのこと。 数学Ⅰも

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