「過去に戻って いじめっ子をぶちのめすぞ」

あなたは子供の頃 いじめられた事はありますか?
今回は健一君という青年が魔法使いの お爺さんから
手に入れた 魔道具を使って 過去にタイムスリップする話です。

大人になって筋トレも日課となった健一君。
しかも魔法使いの お爺さんからチートなアイテムまで
もらえて 完膚なきまでに いじめっ子を フルボッコにする???
ストーリーです。

では はじまりはじまり〜


二十歳になった健一は やはり過去に
太(ふとし君)という
いじめっ子に 散々 いじめられたまくった過去があり
恋愛とか仕事とかで 失敗するたびに
脳内に そのトラウマがフラッシュバックするようなので
巷で有名な 占い師(魔術も使えるとのこと)の
お爺さんの元へ相談に行っていた。
実は 今の太は
ヤクザ屋さんに 昔からの人を いじめて楽しむ癖が抜けなくて 少年院にも入った過去がある。
そこから 喧嘩に明け暮れて
ヤクザ屋さんにスカウトされたのだ。
そして ヤクザ屋さんであることを
隠して 某介護施設で働いていた 太。
しかし太は その施設で
なんと!
10数名に及ぶ殺人事件を 犯してしまったのだった。

健一は 過去の自分のトラウマだけでなく
過去に自分が 太を倒せば 
悲惨な事件は 起こらずに済んだのか?

少し短絡的な考えをしていたようだ。

その お爺さんは手相がよく当たると実はニュースにもなってる人物でもある。

相談料は その人に ふさわしいアイテム付きで
12万円。

ぶっちゃけ 弱冠 二十歳の健一君にとっては
12万は大金だった。

凄いリスクを伴う金額なのである。

しかし一念発起して その 魔法使い?お爺さんに
相談に行ったとさ

そして お爺さんは 色々と真摯に健一と向き合った結果

結論を出したみたいだ。



ケンイチ 「びっくりしたなあー まさか あなた手相占いの方かと思ってたら 本当は魔法使いだったんだね。」

魔法使い「フォフォフォ  手相占いもできるけど 過去のトラウマを癒す仕事が本当のワシの技なのじゃ」

ケンイチ「僕は 太って奴にイジメられてから 何事も 心配になってしまい勇気が持てない  そんな生活になってしまった。 なので 過去にタイムスリップして太をフルボッコにしたいんだ。
奴を 僕が止めれば あんな犯罪事件も起こらない未来に変えられると思うし」

魔法使い「まかせんさい! 力も防御も全て2倍になるリストバンドと すぐにタイムスリップできるリストバンドを お主に授けようー!見事  太を討ち取って 現在へ帰還せよ!」

ケンイチ「理性失い  抹殺したら 歴史が変わるので それはさすがにやらないよー困困汗」

魔法使い「フォフォフォ  冗談じゃよ!」

「さっそく 魔法をかけて 10年前の太の目の前にタイムスリップさせるけど
準備はええかい?」

「もちろん!オッケーですよ。」

「では いくぞよー

ポコペン チンポコペン ペンペコペン

ムーーッ

タイムリープ!」
魔法使いのお爺さんは ヘンテコな魔法を健一に唱えた。
すると
健一の周りに
幾つもの時計が現れて

健一を赤や青の混じった空間へ
移動させた。

「うわ〜からだが
からだが
回転するよーーー」



そして 2倍リストバンドを装備した状態で
太の前にタイムリープした健一。

「おめえ 誰だ?いきなりオレの前に現れて
なんでそんな怖い顔してるん?」

「おい!太ーオレは10年後の健一だ。
お前のせいで オレは何をやってもうまくいかなくて
なので
あの時代
お前に いじめられたことを ずっと ずーっと根に持って生きてきた。」

「ふぅーん タイムリープねぇ。
確かに 健一の 面影がある兄ちゃんだなぁ。
まさか
健一の分際でオレと やりあうってのかい?」

「当たり前だ!お前をフルボッコにしてやる。
そして僕に負けたら
お前は二度と人を いじめることをやらないと誓えよ」

「誓うよ。でも なんか オレ様は
大人の健一に負ける気はしねえ」
不敵に笑う太。

「へらず口も今のうちに言ってろ 太……

じゃあ 本気で やらせてもらうよ」


「先に行かせてもらうぜ!
オラオラオラ
オラオラオラ!」

太のパンチが 止まってみえる。
これが(2倍リストバンド)の力か?!

「遅い!」

健一は 
思いっきり 太の腹にミドルキックを放った。

しかし 2倍になった身体能力が 災いして
健一は
勢いよく
すっ転んでしまった。


「だっせぇ
だせえぞ健一。
でも
今の すげ〜気合い入った蹴りだった気がする……
当たれば やばかったかも
健一にしては
すげぇなあ」

「褒めてくれて けっこー
今のは 外したが
これは どうかな!」


健一は
見事なジャンピングストレートを太に放った……

続く

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