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常念岳初登山

こんにちは、今回は友達と常念岳に登ってきました!

日の出前

午前5時……山はまだ夜中

11月5日のAM3:00起床、凍てつく寒さの中友人と2人で常念岳の登山口へと向かう。
登山口には午前5時に到着。
一の沢から山頂へと向かうルートで歩き始めた。

なんか、CMとかにありそうなシーンだよね

暫く歩くと、真っ赤な朝焼けが見えてきました。闇の中を歩いていたので、気持ち萎えてましたが人間不思議なもので、光が見えるとなんだか気力が湧いてきます。

朝日を浴びた常念岳。真っ赤に燃える炎みたい

日の出後

アシタカせっ記が聞こえてきそう

笠原沢を過ぎ、後ろを振り返ると「もののけ姫」に出てきそうな景色が広がってました。

最終水場の水

それから、最終水場まで歩き、氷柱入れ沢の水を飲むことに……。キンキンに冷えてて美味かったです。

チルってる 氷柱についてる苔が不味さ引き立つ

常念小屋

奥に見える槍ヶ岳がなんか良い

とりあえず頑張って昇ってきまして、常念小屋までやってきました。
常念小屋の営業は、11月3日で終了してたので景色を楽しんだ後、山頂へと出発。

山頂前に立つ急斜面……外国みたいな風景

四つん這いで歩きながら、急斜面を登る。北アルプスの風が。体の末端をじわじわと凍らせてゆく……。
頭の中で映画「八甲田山」が過ぎる……。寒さに耐えながらも漸く山頂へと到着。

山頂

重さマシマシ

10時20分。遂に山頂へと到着、出発から5時間半。長いようで短く感じました。

常念岳に住まわれし神

山頂の山神にご挨拶をして、下山。下山時は行きと違って足腰に刺激が沢山ある修行でした。
自然に沢山触れることが出来た良い経験でした。

常念岳の概要

 常念岳に「常念坊」の雪形が現れると、安曇野に農作業の始まりを告げている。けさを着た僧侶がとっくりを下げているような形がくっきりと浮かび上がるのが特徴だ。

https://www.shimintimes.co.jp/news/2022/04/post-17772.php
市民タイムス「雪形の「常念坊」出現 安曇野に農耕の春告げる」 

常念岳の逸話

常念岳の古称は「まゆみ岳」と言われていたらしい。正保年間(一六四四―四八)国絵図(上田市立博物館蔵)には「乗鞍岳」とある。享保九年(一七二四)の「信府統記」には「常念岳」とあり、常念岳が通称となった。この呼称の起りは、常念坊という修験者が登山するようになったからだと伝えられている(南安曇郡誌)。

https://japanknowledge.com/introduction/keyword.html?i=675
ジャパンナレッジ 常念岳

また、常念岳にまつわる様々な伝説もある。

  1. 昔、毎年暮れに不思議な常念坊という山姥が酒屋に酒を買いに来たからという説

  2. 八面大王という鬼を退治するため坂上田村麻呂がこの地に遠征した際に、大王の重臣である常念坊がこの山へ逃げ込んだ説

  3. 山中で盗伐をしていた樵が野宿していたら、山の頂から念仏が聞こえてきた。それが何時間も続くので、樵は罪の意識に耐えかね山を逃げ出してしまった。『常に念仏を唱える』ので、『常念岳』という山の名前がついた説

などなど、沢山の逸話があるようである。
因みに3番目の説は、外国人として常念岳に初めて登山したウォルター・ウェストンが、案内人より聞き取っている(ウォルター・ウェストン 著、青木枝朗 訳 『日本アルプスの登山と探検』岩波書店、1997年6月、279頁)。

まとめ

常念岳は、沢山の自然に溢れ様々な伝承がある。それは、常念岳という存在が安曇野の人々に愛され、生活の一部としてそこに存在していたからこそ伝承が産まれ、今日でも多くの登山客が登る日本百名山に選ばれたのではないかと考える。
今度は夏に登りたいです😊

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