高原鉄道


麓のホームから
乗り込む車内は
ほの暗くて
きみの
清楚な華やぎが際立つ
やがて
走り出す窓の外
徐々に
景色は展け
車両は目映いガラス箱
明る過ぎて
消えかかる僕たち

おもいでの夏

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