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東京都写真美術館で開催中の「木村伊兵衛」の写真展に行ってきた

暖かな土曜日、仕事もちょっと落ち着いたので、恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館へ出かけました。今日から開催の「没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる」を観に行くのが目的です。

午前中だったこともあり、初日の割には空いていました

本展は写真家・木村伊兵衛(1901-1974)の没後30年展として、その仕事を回顧するためのものです。全部で7つの章と最近発見された生前最後の個展「中国の旅」(1972-1973)の展示プリントも特別公開されていました。

「第1章 夢の島ー沖縄」「第2章 肖像と舞台」「第3章 昭和の列島風景」「第4章 ヨーロッパの旅」「第6章 秋田の民族」「第7章 パリ残影」・・7章はカラーですが、他の章はモノクロ作品です。

東京市下谷(現在の東京都台東区)の生まれだったこともあり、市井の人の日常の暮らしを撮った作品を数多く残しています。観ていて子供時代のことを思い出し、懐かしくなりました。みんな貧しかったからね。

購入した写真集の表紙に木村伊兵衛氏の言葉が掲載されています。「私が撮り続けてきたのは、人びとの生活や顔である。何かを語って食えるような写真を、感情の現れた写真を撮り続けてきた」。

図録って価格以上の価値があります、これは3,300円でした

印象に残っているのは、秋田県のイメージアップキャンペーン「あきたびじょん」のポスターに使われた「秋田おばこ」という作品。右がそうです。撮影されたのは1953年です。モデルは当時19歳だったそうです。

斜め左に向けられた伏し目がちな眼差しがいいですね

恵比寿といえばビールです。展示会を観た後はガーデンプレイスの入り口にある「YEBISU BAR STAND」でぐびっと一杯、いい作品を観た後だけにとても美味しい。ここは価格も手頃でお勧めです。

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