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東日本大震災を忘れない(26)-遂に、陸前高田市へ。<その1>

こんばんは。今日もお疲れ様です。

今年5月のゴールデンウィーク明けから、ほぼ毎日投稿してたのですが、
昨日、一昨日と初めての2日間連続の空白を作ってしまいました。
ちょっと個人的にはいろいろ重なりましたが、めげずにまた書いていきたいと思います。


最初に、大震災で亡くなられた19,729名の方々に対し、心より哀悼の意を表するとともに、ご冥福をお祈りします。

そして、とうとう行方がわからないままにしてしまった5,229名の方々に、心からお詫び申し上げます。

(数字は、いずれも以下の今年3月10日現在の緊急災害対策本部の最新情報です。)


http://www.bousai.go.jp/2011daishinsai/pdf/torimatome20200310.pdf


これは、東日本大震災発生の年2011年に、東北被災地各地を訪問してボランティア活動をしてきた記録を、9年経って再構成したものです。
2011年9月に岩手県へ行ったのは、のぞえは生まれて初めてですた。

今年(2011年)のゴールデンウィークには、一瞬県境いをまたがりましたが。

自宅から集合場所まで2時間。

休憩時間も含めて、そこから9時間。

結構長旅です~。

今まで行っていた南相馬や石巻と比べて、バスの走行距離が長くなるので、途中の休憩時間は短めとなります。

そして帰りも、当日の晩の終電には間に合わないので、翌日の早朝に戻って参ります。

0泊3日。

2011年には、東北の被災地には散々行って参りましたが、この行程はさすがに50代前半のおっさんには厳しいので、これまでパスしてたのですが、幸い月曜日が祝日だったので、初めて参加できました。

そして、これが陸前高田市に行く最後の機会となってしまいました。


往復車中泊でしたので、それもちょっと緊張しますた。

現地ボランティアセンターの要請で、いつも金曜日の晩に出発しているのを、土曜日の晩に延期したのはご説明した通り。

月曜日の祝日は、帰って来てからゆっくり休めるでしょう。

行先は台風の進路には、なってないようですた。

最寄り駅に向かう風景が無性に目に焼き付いて、思わず撮影。

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地平線近いところにある満月に照らされる、秋の夜空と街並みです。

午後11時が集合時間でした。
当時の勤務先の隣のビル、衆議院議員会館に向かいます。

この日のメンバーは、総勢26名と、日程変更の影響もあって小規模の参加になりましたが、こちらの方が全体の把握もし易いので、大幅な戦力ダウンではありません。

西は、なんと熊本の人が2人も、東京に訪問で来ている間に参加してくれました。

リーダーに頼まれて、のぞえが受付係り。

さすがに長時間の旅程なので、のぞえより年上の人は、ほんの数える程。

大学生が10名程。

半分以上、女子大生です。

道中ゆっくり休んで行ってもらいたいので、親しげに声かけたりなんか、し、し、し、しませんでしたよ(笑)

でも、若い子が参加してますよ~って宣伝したら、もっと人手も集まるかな、とはずいぶん思いました(笑)。

この続編で、そのあたりの話を深堀する予定ですぞ~。

お楽しみに~~。

携帯の缶ワインを飲んで、自分もぐぅぐぅ寝ます。

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民主党震災ボランティアグループ名義でこの週もチャーターしたバスは、
東北道をひた走り、深夜0時前に羽生SAに到着。

途中那須高原SAでも休憩を入れて、午前3時20分には国見SAに到着しました。

宮城県内に行くならならここでゆっくり休んで出発なのですが、宮城県より東京からは一つ遠い岩手県ですので、まだ先を急ぎます。

午前5時前に長者原SAに到着しました。

朝焼けが、綺麗でした。

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天気予報をチェックしたところ、幸い台風の影響はなさそうです。

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お土産は、帰りに買うから、なぁ...。

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午前5時半に日の出を拝みました。

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ワインを飲んで睡眠をとりましたが、頭をすっきりさせる必要があり、抹茶ラテで目を覚まします。

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今日は、暑くなりそうです。

一関インターで東北道を降りました。

日の出直後の同じ午前5時半、かわさき道の駅に到着しました。

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ここで最後の休憩を入れます。

かわさき(川崎)道の駅の周囲にはコンビニが2軒(セブンイレブンと、ファミリーマート)もあるので、それぞれ水やらお昼の食事を補給します。

のぞえは、近所のスーパーでマーラーカオを買ってきたので。

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2個で600kcalか...。ちょっとデブるな~~~(笑)。

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たくさん体を動かすから、これくらい、と思って全部食べちゃいました。

今の勤務先の栄養管理士さんにこの画像見せたら、「のぞえさ~~ん、
ダメダメダメダメ~~~~!!!!
食べた分だけ、身に付きますよぉぉおおお!!!!」って言われてしまう
こと、間違いありません(笑)。

作業中は、給水しやすい水にしときます。

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道の駅で、神戸大学が編成した、大船渡ワークキャンプ行きのボランティアバス隊と一緒になりました。

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大船渡も、東京からの被災地支援は0泊3日に必ずなってしまうので、同じ
民主党のボランティア隊でも、当時は確か20代の若者限定で組成されて
ました

神戸から岩手まで! 遠方から、本当ご苦労様ですm(_ _)m。

偉いぞ神戸大学~~~!!!

道の駅かわさきを午前7時過ぎに出発して、陸前高田のボランティアセンターに向かいました。

市の中心部からは少し離れた、北部川沿いにあります。

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このロケーションはちょっと意外でしたが、市街地に行ってみて、後で理由がよく判りました。

前の日は1,000人のキャパシティ超えだったので日付をずらしましたが、この日も朝からほぼ敷地がいっぱいになる程の人、人、人。

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なんだ、これならもう少し早く到着しても全然OKでしたが、ボランティアセンターの人には8:20に来てくれと言われてたので、致し方ありません。

一般の人と一緒の受付だったので、何度も聞いた手続きの説明を再度受け、センターの人も提出書類を見ながら、「あ、ご存知でしたね、すみません・・・」という状況でした。

いえいえ、説明を聞いてないで不慮の事故に遭ってもらったらお互い本当に困るし、のぞえらも、毎週毎週ここに来ている訳ではありませんのでね。

この日も、1,000人近くのボランティアが陸前高田に入った模様です。

なので、作業場所の指示をもらえるまで、辛抱強く待ちました。

この日の作業場所は、半年行方不明の状態が続いたお宅の近隣の要請で、
草刈りとゴミ掃除を割り当てられました。

メンバーは総勢26人だったので、鎌やスコップ等、必要な機材を借り出し、現場にバスで向かいます。

市街地から、さらに30分かかる遠方ですが、のぞえらの規模のボランティアグループが半日作業すれば、おそらく片付くレベルでしょう。

まずは、市街地の中心部を通り、海岸に出ます。

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え、これが市街地!?と思えるくらい、何もありません。

奇跡の一本松が見えてきました。

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中央に、薄く見えてますが、判りますかね?

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もう少し、近づいて見たかったのですが、作業優先、作業場に急ぎました。

バスは、海岸沿いに進みました。

海岸沿いではなく、反対側を、先に見ておくべきでしたが、そちらは帰りにご紹介します。

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陸前高田も、津波の被害が最も深刻な場所でした。

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人的被害も最も厳しい場所だったです。

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道は海岸を離れ、いったん畑の中を通ります。

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稲穂が実り、海岸から離れた場所は、何事もなかったかのようです。

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でもよく見ると、こんなところにまで船舶が流されてきてました。

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8:00過ぎにはボランティアセンターに到着していたのですが、作業開始は10時前になりました。

リーダーが携帯で連絡を取り、ボランティア申請をしたおばちゃんが現地で待ってました。

作業の簡単な説明をしてもらったのですが、岩手弁が全く理解できない。(笑)

ここからここまでの草を刈って欲しいらしい、ということをなんとか理解して、作業開始です。

ピーカン照りで、暑い一日の始まりです。

続きます。

以下、当時の日記についたコメントも紹介します。
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ホワイトオニオン さん
09/26/2011 14:22:57
いつもいつもありがとうございます!

のぞえさんの報告は、

リアルタイムの状況を知ることが出来ます。

女子大生の参加者も嬉しいですね。

作業現場では、たしかに岩手弁が難解ですね。。。
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のぞえ 返信
09/26/2011 15:10:47
◆ホワイトオニオンさん^^

参加している大学生のうち、女子が結構居る話は、参加者の個人情報にあんまり触れるといけないのではっきり書きませんでしたが、少しだけ宣伝しようかと思いました(^-^。
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巴里の恋人 さん
09/26/2011 21:34:42
陸前高田と言えば最も深刻な被害を受けた場所のひとつですね。
今尚残る震災の爪跡に言葉も出ません。
一日も早い復興を願うばかりです。

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sei-sei さん
09/26/2011 22:18:42
B型肝炎で他界した舅は、衣類関係の仕事をしていましたが、東北担当で
1ヶ月のうち半月は、青森・秋田・岩手を回っていたそうです。

そちらには知り合いが多かったそうなので、もし存命ならいても立っても
いられない気分だったろうなぁ、といつも思います。

……金色の田が、切ないような、頼もしいような、なんともいえない気分
です。
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のぞえ 返信
09/26/2011 22:50:29
◆巴里の恋人さん^^

続編で詳しくご説明しますが、陸前高田は地形が災いしました。

復興プランは、陸前高田独自の案が必要です。

◆sei-seiさん^^

こんな状況でも、歯を食いしばって稲穂を実らせた方を、多とすべきかと。
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中国飯店 代官山 花壇 ホールスタッフ ゆう さん
09/26/2011 23:40:42
し、し、し、しませんでしたか(笑)

本当にお疲れ様です!!
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のぞえ 返信
09/26/2011 23:45:55
◆ゆうさん^^

も、も、も、もちろんですとも(^-^。(笑)
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遊食Dining 月宵 ゆかいな仲間 えびまよ さん
09/27/2011 02:01:14
本当に、し、し、し、しませんでしたか(笑)?

私は、ボランティアに行けないし、知恵もないので、たくさん募金をするように心がけています。
そして、11月には災害看護の研修に行くつもりです!

のぞえさんファイトです!!
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のぞえ 返信
09/27/2011 08:27:44
◆えびまよさん^^

続編に詳しく書きますが、ナンパしてると車内に響くので。(笑)

えびまよさんも偉い!研修ファイトです!!
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トルコ料理トプカプ 丸の内店 マネージャー バスマジェ久美子 さん
09/27/2011 08:45:43
今回もまたお疲れ様でした。

0泊3日!! しかも車中泊なんて、考えただけでも体調が悪く
なりそうです(_ _;
のぞえさん、本当に体力がありますね(@@) 頭が下がります。

ワタシものぞえさんを見習わなくちゃ! 募金は定期的に続けていますが
つい最近、セキュリテ被災地応援ファンドの方にも参加したところです。


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のぞえ 返信
09/27/2011 09:07:44
◆バスマジェさん^^

しょっちゅう車中往復泊だとさすがにこたえますが、たまにだったら大丈夫な感じですv(^-^。

募金もファンドもありがとうございます!
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yagoo(やぐぅ) さん
09/27/2011 17:14:21
お疲れ様です。
長距離移動が体に響きそうですね。
体力のある大学生が一緒でちょっとウキウキしませんでしたか^^;
岩手弁ですかぁ・・・・耳にしたことないですね。
日本の方言は外国語みたいなものですよね(*^^)
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ピョンキチ さん
09/27/2011 21:51:41
いつもご苦労様です。

ピョンキチも先日和歌山へボランティアに行ってきました。

以前よりボランティアに参加してましたが

やはりこういう時は助け合いの精神が必要ですね。

これからも頑張って下さい。
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のぞえ 返信
09/30/2011 18:04:16
◆yagooさん^^

女性陣は喜んでましたが、のぞえは別にぃ(^-^。

◆ピョンキチさん^^

和歌山ボランティアお疲れ様です!



コメントは以上になります。

では、また明日。

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