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「オッペンハイマー」(2024)

やっと見れました。3時間の大作ですが時間を感じさせない密度。
「原爆の父」オッペンハイマーのお話ですが、物理を学んだ人には馴染み深い、ボーア、ハイデルベルグ、ファインマン、そしてアインシュタインといった人々が登場します。時間軸が異なるシーンがつなぎ合わされていく映画なので少し迷子になりそうになりますが、3時間でも中だるみのない緊張感は凄い、色んな意味でハードな映画。ラストの40分はオッペンハイマーと政治家ストロースのいわば法廷の戦いになってこれはこれで大変おもしろいのですが、アメリカの国内政争なんかより遥かに重要な、広島と長崎をオッペンハイマーがとう捉えていたか、その内面を日本人としてはもっと描いてほしかったと思いました。

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