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オフビートの魔法 〜フリーレンと志摩リン〜

 一昨年ドラマからハマってキャンプまではじめた「ゆるキャン△」、そして今年の「葬送のフリーレン」。
かたやタイトルそのままの女子高生のゆる~いアウトドアライフ、もうひとつは剣と魔法のドラクエ世界。ぜんぜん違うけど共通するところがあって、そこに惹かれたのも一つのような気がしました。
主人公のリンちゃんとフリーレン、ふたりとも最初はちょっとクールに見えて、決して人嫌いとかでは無いけれど他人にあんまり興味がない。でも仲間と過ごすうちに今まで自分が気づかなかった楽しさに気づいていく、というところは似てるのかなと思う。一見クールだけど実はとても友達想いなところも同じ。
「弟子」のフェルンやなでしこがその真面目さや無邪気さで「師匠」を少しずつ変えていくところも似てる。
そしてなにより全体にながれる「オフビート感」。
「ゆるキャン△」にはそもそもドラマチックなところがほぼ無いし、「フリーレン」はRPGなので戦闘やドラマはもちろんあるけれど、ベースが「魔王を倒した後日談」だし、時々挟まれる「日常回」の不思議な安らぎは、ドラクエで街にたどり着いたときの安心感を思い出してなによりの癒やしになってる。
「ゆるキャン△」は「ひとりでいることも、みんなといることも、ひとしくたのしい」
「葬送のフリーレン」は「旅の価値は目的地よりも一緒に旅する仲間」
かな。

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