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娘と旅行できる幸せ#ロマンチック街道前編

たしか、まだ学生の頃、ロマンチック街道に新婚旅行やアベック(当時はそう言っていた)で行くのが流行っていた、というか憧れだったような記憶がある。何十年越しで「アベック」で来られて感無量。

プラハからミュンヘンは電車移動

飛行機という手もあるのだけれど、電車に乗りたくて、5時半かけミュンヘンへ。景色が同じだから、国境がよくわからないまま、電車は走る。途中、2回も逆走するから、ビビった。1回目は、なにかトラブルがあって引き返しているのかと思い、本気で焦った。アナウンスなかなかないし、あったと思ったらドイツ語のみだし。地図を見たら、なんとなく目的地に近づいているようだったので、ホッと一息。わずか2,000円くらいで電車の旅が満喫できるから、もっと利用すればいいのにね〜。たしかに時間はかかるのだけれど、飛行機の5時間半より、よっぽど楽しい。すいてるから、テーブル付きのボックス席丸っと使えるし〜。

雰囲気がまるっきり違う

ミュンヘン到着。駅に降りたらすぐ、娘は2人の男性から声をかけられたらしい。街全体の雰囲気が丸っきりプラハとは違う。ゴミはたくさん落ちてるし、なんだか殺伐とした雰囲気。

ホテルにチェックインした後は、ドイツ料理の店に行った。なんか、地元料理の盛り合わせプレート的なやつを頼んだんだけど、これがスーパーボリューミーで、肉祭り状態。うまいんだけど、食べきれるはずもなく、しばらくドイツ料理はいいかな、とゆー感じっす…

日本人ばかりのロマンチック街道ツアー

普段は現地ツアーを頼んでも、安い英語ガイドのみのやつにするんだけど、今回は娘のために、JTB主催の日本語ツアーに参加。3箇所をめぐる。

集合場所に行くと、日本人ばかり。これまでほとんど日本人に会わなかったのに、こんなに居たのね。総勢41名。この時点で、父はちょっとテンション下がり気味。とにかく、団体行動が苦手で…。ただこれだけ人数いると、それぞれのグループがバラバラ。いいのか悪いのか。

1組だけ幼稚園くらいの女の子を連れた家族が。さっそく、子供にちょっかい出してたら、「子供には父は怖いはずだから、辞めときなさい」と、娘にたしなめられた。そんなことは、ない、と思う。

ノンシュヴァンシュタイン城は外から楽しむ

1箇所目。超人気で入場の90分前には現地に行かないといけないらしく、今回のツアーもこの時間に合わせて組まれていた。城の外観が映える撮影スポットが何箇所もあり、その度にゾロゾロと写真を撮る。たしかにフォトジェニック。俺には娘の方がフォトジェニックだけどね…

城ツアーの終了地点にカフェがあり、入口に置いてあるソファには小学校低学年と思しき子供達が。その中の1人「ヤンチャイッヒ ゲンキシュタイン」君が、日本人が通るたびに、「こんにちは!」と声をかけて面白がっていた。声をかけられた日本人は、一様に戸惑った顔で、「おお」とか「ああ」とか言うだけ。日本人らしい反応。逆にこっちから、「こんにちは!」と大声で挨拶してハイタッチしてやったら、すごく戸惑っていたのが可愛らしかった。「世の中は広いって学べたんじゃないかな」と娘。叱られずに済んだ。

ガイドさんが、ゆっくりランチしている時間はないから、立ち食いのソーセージスタンドにした方がいいです〜と盛んに強調していたので、素直な日本人たちは、こぞってそちらに行き、寒い中(7度!)震えながら食べていた。いやいや、ちょっとゴメンだね。私たちは食べるの早いので、そんな彼らを横目にさっさとレストランへ。絶対これが正解。外だと、ビールを飲む気にもならないけど、中は暖房がきいているから、ビールがうまいよ!

草原の中に佇む世界遺産の教会

40分くらいバスに乗って到着したのは、ヴィース城。草原の中の可愛い教会。外観以上に、内部が美しすぎる!今でも普通に使われているらしくて、あまりゆっくりとは見られないんだけど、それでも、内部装飾の美しさは、一度見てほしい。

それと、牛が可愛い。カウベルの音が風鈴のように風と彼女らの動きに合わせ、静かに辺りを包んでいた。穏やかな時間を演出している。

絢爛豪華、贅を尽くしたインテリア

最終目的地はリンダーホーフ城。こじんまりとした城なんだけど、インテリアの豪華さときたら!写真撮れないのが残念だけど、興味ある方は、linderhof castle interiorで検索して、画像を見てみてください。すごいっす。

ドイツ料理よりアフガン料理

連日の肉塊責めに少し、いや、かなり食傷気味になったので、ディナーは違うものを食べようということで、アフガンレストランに行ってみた。店内に入って席についても、2回呼ばないと誰も出てこないので、ちょっと心配になったけど、給仕してくれたおじちゃんがいい人で。初めてだからオススメ教えてよ〜、と言ったら、解説付きで教えてくれた。これがそれぞれ美味しくて。なんていう料理か全然覚えられなかったんだけど。

ただ、量が多すぎて、食べきれず。メインが米料理なんだもん。ま、そりゃそうだよね。アフガニスタンだから。でも、前夜ドイツ料理を食べた後の胃もたれする満腹感とは違って、満足度の高い満腹感。やはり、アジア人なのね、僕たち。

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