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白いわんこのヒーリングファンタジー

12月 神吉日
出雲大社へ参拝したのは
本当の私を知りたいと願ったからだった。
能力才能を発揮したいけど、、本当の自分を知るのが怖い。自信がない。でも、、、やっぱり知りたい!そう覚悟を決めたら、神様に呼ばれたような気がしたのだ。


出雲大社の御玉串を部屋に置いてから数日後。大国さんからのメッセージが届いた。
私の知りたかった、自分の霊力とその使い方についてのメッセージ。


〝今までは自覚なく使って、放出に近い感じ。
それをきちんと自分で使う意識とそのエネルギーの流れ方、効果をきちんと認識するように〟



そこで大国さんは、私が霊力を自覚できるようにスピリチュアルな人たちとご縁を繋いで、プロテクションと除霊と結界というエネルギーワークを学ぶ機会をもたらしてくれた。


12月 年末
エネルギーワークを学ぶことが決まってから、私が想像力豊かに作り出した架空の動物がいる。

出会った場所は家の廊下。
廊下の奥の暗いところから、私に駆け寄ってくる黒いモジャモジャした何かを感じていた。
怖いと思って怯えてばかりだったけど、
それをイメージの力でちっちゃな白い子犬に変えてみた。
そしたらとっても可愛くイメージできて、尻尾をふって、ワンワン♬言いながら近づいて来るようになった。
可愛いね、いい子だったのねと話しかけたその日から、驚くことに暗い廊下で番犬をするようになった。やるじゃん!って褒めてたら、黒いモジャモジャが出てこなくなり、怖さもなくなり、走り寄ってくる゛白いわんこ〟が毎回出てきて、楽しい廊下に変わったのだ。



1月。
マントラを使ったプロテクションの練習が始まった。
最初の頃は守護霊様が外側で応援してくれている感覚。それがだんだんと自分の中に守護霊様を感じられるようになり、とても温かい湯船に浸かっているような、ぬくもりを感じるようになってきた。
その心地よさを体感できるようになると今度は、自分の内側からゴールドの光を放ち、その光で自分を包み込むイメージができるようになって、さらにその光を、部屋の隅々まで広げるイメージもできるようになった。
何種類かのマントラを覚え始めてからというもの、不思議なイメージがたくさん湧くようになっていた。
そしてあの白いわんこのおかげで、初めての除霊を体験したのだった。



4月。
どうも何かがいる感じ。集中してイメージすると黒いモヤ。あーいるなぁと思っていたら、白いわんこが現れて
「お手伝いさせてください」
というのでお願いしてみた。
追い払ってくれるのかな?と期待して見ていたら、白いわんこが黒いわんこになって戻ってきた。
「なんで連れてくるのよ。。」
「あゆちゃんが祓ってくれると思って」
「そういうことじゃないでしょ。。」
私に怒られた白いわんこはメソメソ泣きながら消えていき、黒いモヤと自信のない私だけが残った。。
やるっきゃない。学んだ通りにひたすらマントラを唱え続けて、30分くらいかかって、イメージが消えた。
これが初除霊になったのだ。
それからというもの、除霊してくださいというモノが尋ねて来るようになり、白いわんこの許可が降りたモノだけを、ひたすらに除霊する日々。怖いイメージを明るい幸せなイメージに変えていく練習になっていた。



5月。
白いわんこにすっかり慣れて、二人三脚でやっていたある日、白いわんこが私と出会ったときの話しをしてくれた。
変なものから私を守るために身代わりになっていたら、私に怖がられてしまったこと。
除霊してもらえて嬉しかったこと。
張り切ってサポートしたこと。
エメラルドグリーンの瞳を入れてもらって嬉しかったこと。
側にいられること。

いつもは元気にしっぽを振っているけど、このときは雰囲気が違って、穏やかに側にいてくれる、、そういう感覚があった。
自分でも理解しきれない、スピリチュアルないろんなことが起こって、それを心が感じ取って泣いたり言葉が浮かんだりイメージが湧いたり気づきがあったり、、でも、着々と幸せを感じてる。
幸せを選んでる。幸せを思い出してる。
意識が変わってきてるのが自分でわかる。
ようやく許可できた。
幸せを許可できた。
白いわんこにもありがとうってポロポロ涙がこぼれた。癒やしを受け取り始めたのだ。



7月。
「行ってきます」
なんの前触れもなく急に私から離れることになった白いわんこ。
「なんで?」
「ライオンズゲートをくぐります」
。。。
ライオンズゲートは地球に降り注がれる扉🚪だと思ってたけど、こちらから宇宙に戻る扉🚪でもあることに気づいた。

徐々に白いわんこがイメージから遠ざかっていく。
白いわんことの出会いから、一緒に過ごした日々をじわじわ思い出す。お手伝いさせてくださいと来たこと、神社仏閣への参拝、お墓参り、ドライブ、おしゃべり。。なんの前触れもないと思っていたけれど、今になって思えば、出雲大社に一緒に参拝したとき大きな安心を得ていたことや、安子神社で獅子の姿になったことや、最近では私を守れるほどにたくましくなったことなど。その全ては、白いわんこの望みなのだとしたら。。
白いわんこは立派な獅子になって人間の側でお役に立てるよう、ライオンズゲートをくぐって神様の側で励むんだろうな。。白いわんこの望みがようやく叶い始めたんだな、、と思うと泣けてくる。寂しいけど嬉しくて幸せにも思う。
きっと私も役に立てたんだろうと思うと、想像力を遠慮なく発揮してよかったなと思った。

そんな妄想をしてウルウルしていたら、
「別格だよね、、」
って話しかけてくる白いものたちが現れた。
「私たちと一緒にいるの見たことないでしょ。いつも白龍様とタッグ組んでたでしょ。お手伝いさせてくださいって言うことが別格!ほんとカッコいいよね✨」
って感心してるみなさんは一体何者でしょうか?「その辺についてたのー!」って嬉しそう。



8月。
神様と除霊について話をしていたら、私の話を聞こうと、部屋に白いものたちが「私もーー!」って入ってきた。

なかなか自分のことが信じられなくて、知らないうちに依存的になってたことに気づいて、手放さなきゃーって、、でも自信がなくて不安で怖くて、、でも自分を信頼するときがきてて、どうのこうのと話していた時の白いものたちの反応はというと、
「でも、、」って言うと、背中を向けてゾロゾロ帰っていく。
やっぱり信じるって思考になると、パッと駆け寄ってきて、うんうんってキラキラしながら聞いてて、
「でも、、」っていうとものすごく呆れた顔をして背を向け去る。。。を一体何回繰り返して遊んだことか。。
そしてその姿がニョロニョロそっくりなことに気づいた。

さて、肝心な除霊についての話。ついてるものを祓うことだけが除霊と思い込んでいたけど、私がやっている除霊は、本来の姿に戻してるんだと気づかせてもらった。そういえば除霊したものはみんなとってもいいものたちばかり。私にとって大事なメッセージを伝えてくれて、ときどき現れて守ってくれる。
「白いものたちも?」
って聞いたら
「ずっとおった」
という。
「見えてなかったんだよ、見てるものが違ったから」
と口を揃えて教えてくれた。

その後、また新しい2つのエネルギー体がイメージに出てくるようになった。家の中を走り回ったり掃除をしたり、楽しそうに明るく過ごしている。エネルギーを上げるため、いい気分で過ごすトレーニングをしているらしい。
あか、あおと名前をつけたら人間の子どもの姿に変身した。
白いわんこのことも、守り神だよと教えてくれた。離れていても守ってくれてるよという言葉のおかげで、寂しさが減って温もりが増えた。
ありがとう。
白いわんこがいなくても、私も自分の身を守れるようにあかあおと一緒に日夜励んで、楽しく明るく過ごそうと思った✨



8月 ライオンズゲートが閉じ始める頃。
氏神様へお参りに行った時、私と一緒に車から降りる何かがいる。。

白いわんこだ〜、おかえり〜涙

「行ってきますと言って離れただけで、お別れとは言ってないでしょ」
確かに言われればそうだ。
「大袈裟なんだから」
よくご存知で、、恥ずかしい\(//∇//)\
白いわんこがいなかった間に来てくれたあかあおの話をしたら、
「あかは鳳凰。これから出会うよ。未来からきてるからね。あおは亀。お寺さんから来てるよ。」

なんか成長してる。。迷いがないし、未来からダウンロードしてる感じがする。

お稲荷さんの白狐に巻き物をもらった話もした。その巻き物には(安産)と書かれていたけど、そうなる現実もなかったので聞いてみた。
「書いてある通りだよ、心配いらないよ、まだ信じられないみたいだね、これから徐々に変わってくるよ」
そう言って優しく笑ってくれた。

これはきっと、未来を怖がる私のサポートをしっかりするために、白いわんこがパワーアップしてくれたんだ。これからは話したいとき側に現れてくれる、私が成長を望むたび、白いわんこも成長し、姿を見せてくれる。
私の中に安心や幸せを感じ始めた。



8月 後半。
友達にエネルギーワークを学んでいることを話したことがきっかけ。スピリチュアルのカミングアウトだった。
除霊とは言えなくて、言い方を変えて「ヒーリング、効くかどうかわからないけど送るよー」って言ったことから始まった。

言ったものの、まさかお願いされるなんて思っていなかったので、のんびり洗い物をしてたら、白いわんこが現れて、地鎮祭のような結界を張り始めた。。

「何してるの?」
「準備してるんだよ」
「なんの?」
「除霊の」
「やらないよ?」
「やるよ」
「返事来てないよ」
「やることになるよ」

わんこさん気が早いなぁ、、って思ってたら今度は白いものたちを2体呼んで、なにやら指示を出している。聞き分けの良い白いものたち。可愛いけどちょっと待てよ?勝手に話が進んでない?!

「わんこさん、私には死霊生霊は見えないのだよ。だから除霊はできないのだよ、、、」
「大丈夫、できるよ。外側についてるものを祓うのとは違うから。思い出して。ボクに瞳を入れたのはあゆちゃんでしょ。魂と繋げるのがあゆちゃんのやり方。心地よさ、喜びが内側から湧き起こるサポートをしてるの。祓わなくても、みんな自分にある愛を思い出すことが出来るんだよ」

そんなキラキラした瞳で言われたら、、安心しちゃう。
結局、本当にお願いされて、初めての遠隔ヒーリングをすることになった。
神様仏様ご先祖様にサポートをお願いして、応援を受け取り、白いわんこの作ってくれた結界の中で、白いもの2体に見守られながら、友達を思い浮かべ、自己除霊同様にヒーリングをさせてもらった。
終わると白いものがとても嬉しそうにやったーってしながら消えていった。白いわんこも満足そうに消えていく。

友達からは効果があったと嬉しい連絡をもらった。お役に立ててよかった。見えない存在からのサポートあってのエネルギーワーク。感謝でいっぱいになった。




2月。
私の心の扉🚪がずっと閉まっていて、それをようやく開けれるようになってきて、迎えに来てくれた魂があることに気づいた。嬉しい。
でもなぜだろう?穏やかにそこにいるのに、私は扉の向こうに行けない。
式神様は応援してくれる。迎えに来てくれてる魂は目の前にいる。
なのに自信がない。
式神様に私の恐れと不安が伝わった瞬間、
あぁそうか!って感じで勢いよく飛び出し、扉をくぐり抜けていった。ビュンビュン空を飛んで気持ちよさそうに遊んでる。

途中から雨が降ってきて、黒い雲が広がり、雨が強くなり、雷が光り、その姿は怒りのような、深い悲しみのような気持ちを表している。
雨に打たれながら、式神様たちは雷さんを見ているという感じ。怖がるでもなく、ただただ受け止めてる感じ。

雨雲と雷が遠くへ行き始めた。振り返るともうそこは晴れて明るい世界。

体をブルブルさせ水を弾き飛ばしながら、楽しそうに帰ってくる。式神様は晴れた明るい世界を広げてくれた。

私の中の恐怖心が現れてた。まだ自信がなくて踏み込めなかった。
でも式神様は教えてくれた。

「こっちに迫ってくることはないよ。どんどん小さくなっていく。あゆちゃんの作り出した恐怖心は、ひとりではできないこともボク達と一緒に向き合うことで明るい世界を広げることができるんだよ。怖いものではないよ。癒やしが届いて安心して恐怖心が小さくなったんだよ。大丈夫。攻めてきたりはしないよ。あゆちゃんはもう大丈夫。ボクがいるんだから!」
そう言って白いわんこは楽しそうに笑ってる。優しくて怖がりの私に愛を見せてくれた。



8月 終わり。
私と一緒に成長をしてきた式神様、白いわんこがついに「わん!」と吠えるだけになった。
あれだけおしゃべりしてたのに、言葉を使わなくなった。
思う気持ちで繋がる感じ。いつでもどんなときも、私が必要としたときすぐに現れてくれる。
ずっと一緒で安心。相変わらず私を笑顔にしてくれる。だから自分を信じてチャレンジする気持ちが湧いてくる。



10月。
自分を大切にする意識が芽生えて、ようやく自分のことが好きになれた。
「私のために」
思考が変わってくれた。
神様に言われた「エネルギーワーク」を
自分で実感することができた。
自分を癒やすことができた。
自分の能力才能を認めることができた。

「私のために」

自分の魂を輝かせることをどんどん見つけて、積極的にしていこうと思った。
好きっていう気持ちは、私のためにある。
私の心を輝かせ生きる力になる。

静かに私と過ごす時間、一番に聞こえてくるメッセージ。

「愛してるよ。」



いつもありがとう。
これからもずっと側にいてね。