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断片 ガーベラの黄色

 ワナビ小説講座は終了しました。あれは誰かに何かを教えるものでなく、自分にいい聞かせるようなものとしてありましたから、だいぶ私も頭の整理ができたというもの。この先たまに読み返してふむふむと頷くことでしょう。すべてはよりよい小説のために。ほとんどそれしか考えてないからな。人生でやるべきこととしてはそう。小説しかない。ゆえに基本的にはそれだけを考えている。この命の義務よ。でっかく目指せば百年後の誰かの本棚にイン、みたいなこととして。これからどのくらいできるかわからんよ。もう遅いというところもあるかもしれない。だがまだぜんぜん間に合うことも十分考えられる。どうであれやるだけだな。

 いまサブデスクには白いカーネーションと黄色いガーベラ。切り花として飾っておりますよ。白と黄色の組み合わせってきれいですね。白で落ち着いて黄色で元気が出る。黄色は強い色だ。いいものです。花の趣味もここ一、二ヶ月は続けてきたと思うけれども、けっこうハマっちゃって、ひいきにする花屋などもあったり。花に罪はなくとも店員に罪があるという場合はある。いや、罪て。態度が悪いだけだろうに。ともあれ花を飾るのです。園芸用のハサミなんかも百均でゲットしたというこの気合いよ。長く続ける趣味なんじゃないかな。切り花は安いし。花はねー、かわいいもんですよ。しっかりと手入れの日常。

 さてテーマなしでなにかを語るというのもひさびさなので、なにが語れることとしてあるのか。ちょっといまコーヒー飲みながら考えるんですけど。ボールペンの話でもしますか。最近衝動買いした一本、パイロットの雅絵巻を使ってみている。店頭で見て惚れたのだ。いや、なんぼ惚れたからといって私がホイホイと買える金額には限りがある。このペンは二千円もしないもので、まあ安いほうであった。表面はさらさらしている。黒地に赤富士と二羽の鶴。この縁起のよさそうなもんを使ってね、普段使いにするもよし、創作ノートにでも使うもよし。テンション上がるわー新しいペン。いまテンションって言葉は古いですかね。バイブス上がるわーっていうほうがいいんですかね。若者の言葉などわからぬ歳。

 反田恭平と小林愛実のディスクを予約してしまった。やっちったわ。ショパンコンクールのライブ録音ですね、それぞれ二枚組、輸入盤でポチり。ポイント使ってお安くゲットできる予定。記念品よ。ショパンコンクールなんて五年に一度なんだから。で、別件で藤田真央のモーツァルト、ピアノソナタ全集が出るというので、これはいったいどういうことなのか、こんなにも欲しいものが出てくるとは。悲鳴ですよもう。カネねえよっつってんじゃん。そこへ注文から二ヶ月越しのディスクたちも届くし、いまこられても困るんだが、でも注文したんだから届くよな。そりゃそうだよ。何がいいたいのかっつーと別になにもないんですけど。買いものしてますよってだけの話を長々と。

 えー、読書をやめました。とある事情から考えて、読むと決めていたものをやらないこととする。読むなら他のものを、ということで。アイディアを書き留めつつじわりじわりと小説の執筆の準備に入っていってる形。暑い、熱い夏が来ますよ。さっさとデビューしてしまえばいいのだ。そんなにゆっくりしていられないですよもう。わっと受かってがっと稼いでそっと暮らしてふっと死ぬのだ。それでいいんじゃないですか。



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