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印象的なメッセージ~アルスラーン戦記~

こんにちは^^
幸せの青い鳥ルリビタキです♡

読書の秋ということで最近懐かしのアニメや漫画・小説を読んでいるのですが、そのなかで感じたことを虹視力Ⓡの視点を交えながら書かせていただきます。


田中芳樹さん原作 荒川弘さんが漫画化し、アニメ化もしたアルスラーン戦記ってご存じでしょうか?

私は、元々荒川弘さん作の「鋼の錬金術師」が好きで、その縁で読み始めたのですが、主人公アルスラーンが「王とは何か」を問い続けるテーマがとても興味深く、面白い作品です。


どんな環境であっても、人が集まれば、その中にリーダー的に人が必然的に生まれます。

その集まる人が多くなればなるほど、選ばれ方も新しい人の選び方も複雑になってきて、会社などでも派閥争いや出世競争なんてものがあるかと思います。


この物語の舞台は、戦乱の時代。
「血統」が最も尊く、尊重される世界。

そんな中で王太子として生まれながら両親に疎まれていたアルスラーンは、初陣で歴史的敗退をし、国を追われてしまいます。

国を取り戻すため、たった一人の従者を伴って仲間を集めていくのですが、その過程で、「自分は正当な王の子ではないのでは無いか」という自分の「出自・資質」を疑う出来事があり、


王とは何か、自分はどのような王となるべきなのかと苦悩しながらも、仲間に慕われる心優しい王といて物語が進んでいきます。


この作品の中でとても印象的なエピソードがあって、
アルスラーンは、自分の軍師ナルサスの考えに感銘を受けて、ある領主の奴隷を解放するという行動に出るのですが、(もちろん喜ばれると思ってやっています。)

奴隷たちは主人を殺したことを怒り、アルスラーンをののしるのでした。


さて「奴隷」とはかわいそうな存在なのでしょうか?


今の時代なら奴隷制度はあってはならないし、奴隷が「いない」方が私たちの常識になっていますが、


奴隷がいるのが当たり前で、奴隷として生きること以外を知らない人たちにとっては、


いきなり「今日から奴隷じゃなくなりました。あなたは自由です。」と言われたところでどう生きたら良いかわからないのです。


私たちだって、明日から会社に行かなく良いです。あなたは自由です。と突然言われたら困惑しますよね^^;

仮に退職金を渡されたとしても。それを上手く運用してその元手だけで生きていける人は一握りだと思います。


そう、実は、衣食住が保障され、そこそこ優しい主人であれば、自由に生きるより奴隷でいる方がずっと楽なのです。


会社生活だって

・自分で考え決断しなくて良いポジション
・言われたことだけやっていれば良いポジション
・誰かのせいにして生きていけるポジション

ってある意味で楽ではないでしょうか?


今の時代は社会的な制度としての「奴隷」はなりましたが、自分で考えられない、言われたことを何も考えず全てやってしまうという点では、


「会社の奴隷」「恋愛・彼氏彼女の奴隷」「お金の奴隷」「世間体の奴隷」など新しいそれと類似するものはたくさんあるのだと思います。

(あくまで〇〇のためなら何でもやってしまうとなっている状態の例えです。)


アルスラーンは、「奴隷は良くないもの」だから解放するという行動を取りました。それも一つの選択です。

でも、奴隷が良くないからとその逆(解放する)をすれば解決するほど物事は簡単ではない。


学を身につけ、自分で考える習慣がなければ、仮に奴隷たちに生きていくだけのお金を渡したとしても、「自由な世界」では生きていけないのです。

※何かで聞いた話ですが、世界の富を全て分配して人類全部を平等にしたとしても、その富の偏りはまた一瞬の内に元の形に戻ってしまうそうです。


軍師のナルサスがいった言葉で印象的だったのが、「正義は太陽ではなく星の数ほどある」という言葉で、


物事には絶対的な正解はなく、その「正義」として掲げるものは空の星のように(光で)お互いを打ち消す合うものではないかと話していました。

その言葉を聞いて私もなるほどなと思ってしまいましたし、多くはそうかもしれませんが、でも「そうではない」選択も出来るのではないかとも思いました。



私は、虹視力Ⓡという理論を学んでそれが「良い」と思っていますが、他にも様々な考えがあり、そちらが「良い」という人もいると思います。

本来、他の考えが「良い」人がいるからといって私の信じるもの学んでるものの価値が揺らぐものではないはずです。

ですが、自分が信じるものが一番正しい。良いと思ってるからこそ「それを学ぶべきだ」と善意の押し付け合いをするから争いが生まれるのですよね。

でも、逆に言えば、もし本当にお互いの考えを打ち消しあわない、どちらも尊重され「そういう考えもあるよね♡」とお互いに認められるようになったらとても平和で幸せな世界になるのではないかなと思ったのでした。

これが相手も自分も「高く見る」「認め合う」ということ。
そんな高い視点で関り合える人が増えたら嬉しいですし、私自身もそんな風に認め合える(物事をニュートラルに見られる)自分になりたいなと思うのでした。

お読みいただきありがとうございました^^

体調不良をきっかけに出会った虹視力Ⓡの理論を有料記事・無料記事それぞれで解説しています。願いを叶えるだけでなく、感情の取り扱い方、人間関係攻略など多岐に渡っていますので、さらに詳しく知りたい、もっと幸せになりたい、人生を楽しみたい!と思われる方は個人セッションでお待ちしています。