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10年来の友が伝えた『発達障害』の話

私は、時間にルーズで物忘れや集中散漫で片づけや整理整頓が苦手の癖に精神が打たれ弱いという『とてつもなくメンドクサイ人』だった。そんな人間に、10年以上付き合ってくれた友が居る。中学の頃に家族が病気になった時も亡くなった時、長時間の通勤で身体的にも精神的に苦しんだ時も常にいてくれた唯一無二の友である。

そんな10年来の友人が、私に指摘したのが『発達障害』だった。

発達障害と言っても、色々ある。子供の内に見つかることもあれば、大人になってから精神科やそういったテストを受けてと見つかったこともあるそうだ。

知識としては知っていたものの、自分がそうではないかと疑う機会は無いだろうし、近くにいる親でさえも言わない。いや、寧ろ私の親はプライドが高いゆえに、子供に障害などないと思っているだろう。だから、友人は指摘したのである。

まぁ、一人の友人が言うだけならばと思っていたが、先日に受けた会社でも似たような指摘されていたのもあったので、心当たりある点をちょっと書き出してみた。

◆どうして、そう思ったのか?

友人曰く

・やたらと物を無く。

・遅刻をする。

・集中散漫

・段取り良く作業できない

この4点が前々から気になっていたらしい。物を無くすというは、消しゴムや鉛筆、果てには直前まで持っていた切符すら無くす始末だ。無くすから同じ場所にと思っても数分後にそうした記憶を一切合財なくしてしまうのである。

遅刻は、時間を見ていても「まぁ大丈夫でしょう」と思ってしまう節があり、小さいころから治す方法をやってみても中々に出来なかった。ただ、父親の時間の約束は守れるのだ。理由としては、私が遅刻すると毎度毎度泣いて吐いて、また翌日の朝に泣いて吐くまで怒られるという一回で二度苦い経験をさせられてきたので出来るようになった。しかし、他の約束が中々に難しく、直そうと思っても中々に直せなかった。

集中散漫は、自覚が無かったが、何かあればそちらに向いてしまって集中できていないらしい。これは、昔よりも多く出ていると言われた。

上3点だけだったら今回の件を言わなかったらしいが、段取り良く作業できない点で疑い始めたそうだ。目の前にある物や手慣れた作業なら問題ないが、それ以外になるとかなりのポンコツになってしまうのが余りにも目に余ったらしい。

ちなみに面接した会社で指摘されたのは、HSP(こっちは気質というべきなのかもしれないが)という敏感さや繊細さを持った人の事だった。しかし、こちらは珍しくは無いので生かす方向さえ分かればとの事だ。

◆社会に出る前に

友人は『いくら正社員が難しくても、バイトや契約社員も落ちてるのは何かあるのでは?』と思って今回の件を言ったそうだ。また面接した会社(既に落ちてる)も、何か思い当たる節があるんじゃないかと思ってのことだった。何とも優しい世界である。

だが素人判断では…と思い、そういった診察やテストを受けられる場所を探すとまさかの母校がヒットし、即座にテストの予約するための連絡を入れた。すると翌日に院生に行った知り合いから連絡が入り

「いや、その…前から…うん…ね?」

と、歯切れの悪い言葉から暗にその毛があった事を言われてしまった。その性なのか心の柔らかさのせいなのか、布団にもぐって気分が沈みっぱなしをやめようと、リハビリ?としてゲームをしている。とりあえず、次週までには戻したいと思う。

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