のりたい

ゲームや料理や本などを自由に書いています。最近はeスポーツ関連や英語を勉強中。連絡先/…

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ゲームや料理や本などを自由に書いています。最近はeスポーツ関連や英語を勉強中。連絡先//ichioshigoto@gmail.com

最近の記事

27歳女性、eスポーツを見つめ直す

少し前の事だ、仕事を探していた私はeスポーツに目を付けた。理由としては、三度の飯並にゲームが好きなのもあるが、誰かと交流したり大会に身に行ったりすることも好きだったからである。そこでeスポーツ関連の仕事を探しつつ、eスポーツのライターの勉強をすることにしたのである。 eスポーツの世界に足を入れる当時は、『ゲーム好きな女でもやれるんだぞ!』と意気込んでネットで女性プロプレイヤーの記事を探しては、その記事が本当がどうかを出来る限り洗い出す作業をしていた。 ネットの記事が信用で

    • 仕事は、生きる事が実感できるのか?

      先月末、紆余曲折ありながらも無事に営業職に就職することが出来た。『あぁ、私もついに社会人になったのか』としみじみ思っていると、会社に誘ってくれた友人がお祝いの言葉と共にイベント代金の三千円返してほしいと言われた。 「それ、申し込んだのも支払ったの私です、寧ろ返してください」 新入生ジョークかと思ったら本気で貸し付けていたとカン違いしていたらしい。入社を取りやめようかと思っていると、今度何かで代償するという事になった。こうして、私は地元の某営業所に入社する事となった。 仕

      • 舞妓さんの世界を知ることができる漫画『舞妓さんちのまかないさん』

        私は一人で夕飯の買い出しに行くと、本屋がある所なら必ず新刊や面白そうな本を探す癖があった。その日も何かあるかと回っていると、店員さんの手作りポップ広告に目が行った。 本屋でバイトしていた大学の後輩曰く、ポップ広告を書くには店員がよっぽど読んで欲しいと思わない限り、作れないそうだ(後輩が居た店舗は、ポップ製作に制限があったとのこと)。梅の花の形に色紙を切って色鉛筆で優しく描かれているポップからお試し読みで1冊読んでみた。 花の舞妓の世界と人間味ある舞妓の裏の世界京都の花街で

        • 2年ほど就活してる話

          私は、内定があったのにもかかわらず機械工だったが故に、同業の父に縁を切るレベルで反対されて辞退し、大学を卒業後から今まで職を探している状況である。今のところ、就活生と言えば聞こえはいいが、言い換えればニートである。 食事や掃除などの家の事や定期的な親の送迎をしているので、何もしていない訳じゃない。しかし、それでも仕事を探さねばと最初の頃は頑張ってみた。ハローワークで相談し、様々な転職サイトに応募して、上手くいけば面接で落ちるという半年を過ごしてきた。 ところがお世話になっ

        27歳女性、eスポーツを見つめ直す

          作品を見せる恐怖

          半年前の事、私は2次作品制作で知り合った人とイベントに出かけたのが始まりだった。その人とは、そこそこ楽しくやっていたので『次のイベントも一緒に』と言うと、返ってきたのは意外な言葉だった。 「最近、作品を見てくれる人が増えて怖くなった」 人に見せる為に作る作品であるが、同時に作品を見られている恐怖が襲ってくるのだとか。一体どれほどの恐怖なのか、当時の私はイマイチ分からなかった。 それから数か月後、その人は自らの作品を消し、SNSを止めて、音信不通となってしまった。最後の時

          作品を見せる恐怖

          ミュウツーに『つよそう』と名付けた人

          ネーミングセンスが無いと言われて早20数年。今、友人の子猫の名前を付ける事に苦労している。あれがいいかなこれがいいかなと思うが、『ダサくない?』言われてしまうと思ってしまうのだ。 その発端は、ポケモン緑のミュウツーに名前を付けた時だ。釣りの次にポケモンにハマっていた父が私に名前を付けていいと言ってきた。元々は私の物だったから、付けて良いとのことだ。私の名前の主人公は、色々と悩みながら名前を付けた。 「ミュウツー、今日から君は『つよそう』だ」 なんだ『つよそう』って思うが

          ミュウツーに『つよそう』と名付けた人

          傷つきやすい人『HSP』って何?

          『私は、社会にいるべき人間じゃないかも…』と思いながらも、親から頂いた命という理由で生きてきた。ところが、これが少し変わる出来事が起きた。つい先日、とある企業を受けていた際に面接で人事Aさんと会話していると指摘された。 「もしかして君、HSPじゃない?」 よく分からん言葉に、私は混乱した。PSI(MOTHERのアレ)なら知ってるが、HSPとは何だ?と思っていると、人事の方は簡単に説明してくれた。 ◆HSPは、敏感な性格?HSPとはHighly Sensitive Per

          傷つきやすい人『HSP』って何?

          10年来の友が伝えた『発達障害』の話

          私は、時間にルーズで物忘れや集中散漫で片づけや整理整頓が苦手の癖に精神が打たれ弱いという『とてつもなくメンドクサイ人』だった。そんな人間に、10年以上付き合ってくれた友が居る。中学の頃に家族が病気になった時も亡くなった時、長時間の通勤で身体的にも精神的に苦しんだ時も常にいてくれた唯一無二の友である。 そんな10年来の友人が、私に指摘したのが『発達障害』だった。 発達障害と言っても、色々ある。子供の内に見つかることもあれば、大人になってから精神科やそういったテストを受けてと

          10年来の友が伝えた『発達障害』の話

          連日の就活、その結果は…

          6月末から今週の頭にかけて、ほぼ就活で出払っていた。朝に出ていって、昼と夕方に受けて帰って、家の事をして次を探して応募を繰り返すサラリーマンのような生活に、今の私は本当に無職なのか?とすら思ってしまった。 単刀直入に言えば、惨敗。契約でもバイトでもいいと言ったのだが、それでも難しいと断られる始末だった。 あぁ、もう自分なんて世界に必要ないんじゃないかな と思いながら、冷製スープ用に拵えるトマトの湯皮むきをしていた。だが、そんな暗い事は言っておられんと次を探していると、地

          連日の就活、その結果は…

          esports施設『LFS池袋』に行ってみた

          真夏の焼けるような日差しの中、私は池袋で彷徨っていた。用事を終え、美味しいラーメンも食べ、あとは何をしようかと目的もなく歩いていた。 そんな時、LFS(ルフス)池袋を思い出した。名前からマルイやパルコみたいなお洒落なファッションビルかと思うだろうが、LFS池袋は都内最大のesports施設である。すぐにスマホで調べて池袋西口から5分ほど歩くと、パチンコ屋やガールズバーが多い地帯の中でLFS池袋のマークが付いた黒い建物にたどり着いた。 受付でアプリのドスパラ会員証と本人証明

          esports施設『LFS池袋』に行ってみた

          やわらか車と地獄のランデブー

          20年ほど前、クーラーが無かった母の車がダメになった。クーラーと2ドアであれば何でもいいと言っていた母が選んだのは、スズキのアルト。これが母が乗った最後の車であり、私の最初の車であった。 このスズキのアルト、ラレコ氏の作品『やわらか戦車』みたいな見た目をしている。しかし、ご自慢のバック走行は親子そろって運転手の腕が悪いのか、あまり上手に駐車することは無かった(ちなみに私の方が下手である)。 買った当初は、見た目の不思議な可愛さに微笑んでいた。しかし、数年後にコイツと2回も

          やわらか車と地獄のランデブー

          子供、侮るなかれ

          私には、9歳の男の子のフレンドがいる。彼は、オーバーウォッチで知り合ったフレンドの姉の兄弟の1人で、ゲンジやウィドウの師匠でもある。9歳なので悪戯好きで天真爛漫ではあるが、他人の気持ちを尊重してくれるとても優しい子だ。 しかし、子供と侮るなかれ、この男の子のフランカーとスナイピング能力は中々の物だ。敵に回すと、壁から少し頭を出せば、抜かれる事に恐怖するハメになる。子供に大人が負けるなんて情けないと思わないかだって? 思わない。むしろ『素晴らしい』とさえ思っている。10年以

          子供、侮るなかれ

          もものかんづめを読んでみた

          自室の本棚を整理していて見つかった本、それはちびまる子ちゃんの作者であるさくらももこ著の『もものかんづめ』だった。かつて中学校の図書館で適当に借りてきて、あまりの面白さに母が即座に購入してしまった名作ならぬ迷作である。 もものかんづめとは、さくらももこ氏によるエッセイである。エッセイだから、ただの感動や日常的な物だと思って読み始めると不思議と自然な笑いが込み上げてくるだろう。当時流行っていたキノの旅や死神のバラットなどのライトノベルを読んでいた私も、初めてのエッセイに笑いが

          もものかんづめを読んでみた

          贅沢なアレルギー

          4年ほど前の冬、私は父親とあんこう鍋を食べに行くことになった。あん肝をたっぷり使った料理で、初めての味に舌鼓をしたものの翌日に風邪を引いた。その翌年に食べると帰り道に悪寒と気持ち悪さに襲われ、さらに翌年は帰宅と共にリバースし、今年は異常に喉が渇きと気持ち悪さ、酷い頭痛に2日程襲われた。ここまでくれば流石の私もわかった。そう、あんこう鍋であった。特にあん肝を食した後は、美味しさの後に妙な気分になった。 あんこうと共に死にたくは無かったので、喘息の薬を貰うついでにそのことについ

          贅沢なアレルギー

          VA-11 Hall-Aをやってみた

          その日、ネットゲームで知り合った人と某場所で初めてPUBGをプレイする事となった。プレイしたPUBGを紹介するべきなのかもしれないが、デスクトップにあったVA-11 Hall-Aを見た時の彼の言葉が『大人が夜に楽しむ作品』とのことだった。興味を引かれて数日後に購入し、実際にプレイしてみた。ビジュアルノベルゲームらしいのだが、私からするとその手の奴は選択肢を選んでエンディングが変わる単調なものばかりと思っていた。しかし、VA-11 Hall-Aは違った。 バーテンダーである主

          VA-11 Hall-Aをやってみた

          君の夢は、250万円(税別)

          どうやっても仕事が見つからないけど、まぁどうにかなるべーと軽く考えながら私は、母方の祖母と母の妹である叔母の3人で墓参りで東京へ向かった。東京のビル群の中でも温かい場所で、八重桜が青空のもとで綺麗に咲いて感動していたが、温かい故にコンクリートジャングルの世界にも雑草が生えて来ていた。逞しい小さな草を抜き、黒い御影石に水をかけて掃除して線香を立てて手を合わせる。安らかにしてるか?元気にしてますか、私は元気です…などなど。 でも、私が思いついたのは… 『すみません、まだ仕事見

          君の夢は、250万円(税別)