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当期四半期のEPSと売上高が上昇している銘柄を買う

この記事では、EPSと売上高が上昇していく銘柄について考察していきます。
(CAN-SLIMにおけるCにあたります)

C (Current Quarterly Earnings=当期四半期のEPSと売り上げ)
当期四半期のEPSは、前年同期比で少なくとも25〜50%の大きな上昇率を示す銘柄が良い。(大化け銘柄を狙うなら、100〜500%あるいはそれ以上の上昇率を記録する銘柄が良い)

早速ですが、文字で読むよりもグラフで見た方がイメージが湧きやすいと思うので、ピカピカの決算で有名なクラウドストライクのEPSを持ってきましたので確認してみましょう。

上がり3ハロンのロマン作成、Market Smithデータ参照

四半期ごとのEPSが見事に上昇していますね。
CAN-SLIM投資では、季節性による変動の影響を排除するために、直前の四半期ではなく前年同期四半期で比較することとされています。
なので、グラフでは比較する期間ごとに色分けをしておきました。
Jan-23 0.47 vs Jan-22 0.30 で+57%
Apr-23 0.57 vs Apr-22 0.31で+84%
Jul-23 0.74 vs Jul-22 0.36で+106%
Oct-23 0.82 vs Oct-22 0.4で+105%
となっていることがわかると思います。
CAN-SLIM投資においては「25〜50%の上昇率を示す銘柄」が条件です。
もちろんEPS上昇率は大きければ大きいほど良いとされています。その観点からすると、クラウドストライクはまさに投資する価値がある銘柄だと筆者は思います。
※一度きりの出来事で特別利益などが含まれている決算もあるので、その場合は特別利益には惑わされないようにしましょう。

売上高も上昇している銘柄を探す

買うべき銘柄は、四半期EPSが上昇していても、売上高が直近の四半期に少なくとも25%以上増加している、あるいは直近3四半期で売上高増加率が加速していなければいけないとされています。
EPSが増加していても、売上高が上昇していない場合は、運営コスト、広告費、開発費などを削減し、一定期間だけの見せかけの収益増加の可能性もあります。
収益増加を継続的に達成するには、売上高の上昇が伴わないといけません。


まとめ

今回はCAN-SLIM投資の「C」について考察してきました。
株価が大きく上昇するためには、EPSと売上高の大きな上昇が必須です。日々の企業の四半期決算について、過去まで遡って比較して、よりEPSと売上高が上昇している銘柄を探しましょう。その際に、特別利益などの臨時収入には注意して精査していきましょう。
また、この記事では触れていませんがもちろん最新四半期のEPS、売上高、それぞれのガイダンスのコンセンサスを上回ることも大切です。決算を確認し、良い決算を出し続けている銘柄に投資をしましょう。

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