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赤黒ジャガイスト


【コンセプト】

 ジャガイストおよびアビスメクレイドを最大限に発揮できる構築を目指しました、妥協はありません。

 鬼寄せのくっつきと出力が上がったことでようやく依存に価するカードになり、引く努力としてデカッチを採用しました。コンボの下準備からメクレイドサポートまで全部やってくれます。
これと同時に手札を減らさないよう採用したジャブラッドは、順序こそ逆転しましたが除去耐性の噛み合いも良くてそのまま3枚採用となりました。

 鬼寄せを引いてジャガイストが着地すれば勝てるということで残りの枠もジャガイストのコンボに寄り添う構成になっていて、除去かつメクレイドヒットとしてヨービリンを3枚採用しています。これはもともとダークネスの枠で、デカッチ採用に伴いチャージャーの優先度を下げたことでダークネスも不採用になっています。

【リスト】

赤17、アビス22+シス1


デカッチ/お出ましダッチ4
 鬼寄せ+5コストのセットを探す努力。
アビスではジャガイストとジャブラッドをサーチでき、それ以外でもトップに置けば実質回収になります。メクレイドとも当然相性が良くてジャガイストをパチンコとは呼ばせません。

よく見かける構築のテスタ他メタの枠ですが、こちらは手札を減らさず自分の太い動きを通すカードであり充分なメリットを主張できます。

ジャブラッド3
 デカッチで拾える黒単のカード。色の強みとして3ターン鬼寄せの赤黒黒マナを揃えやすくなります。メクレイドで上から出すには渋い生物ですが、ジャガイストの横に生やすと除去耐性+蘇生先供給で相当いぶし銀です。
 ハンデスコントロールとはいえ行動を縛るカードは1枚も採用しておらず、トップ解決は避けられないのでさっさと殴るときに重宝します。

ヨービリン/呼びたい?3
 とこしえ、アプル、テカラ、ミクセル等の小型メタの除去とメクレイドのヒット枠。除去としてはショータイムやダークネスが候補ですが、自身の動きを優先して通せるヨービリンを採用しました。上の置きドロソも優秀ですし、メクレイドで下を探す場面がそこそこあります。

シス1
 前提として、メクレイドで山を1周するこのデッキではピン積みのカードでもしっかりと役割を任せられます。
蓋をした後は迅速な過剰打点が目標になるため、ジャガイストと合わせて5打点前後出せるシスが9割クライマックスジャオウガです。


 武ルピア、バラドをルピア炎鬼に変更しても面白くて、その場合はシスをダークネスに差し替えることをオススメします。

【ジャガイストのここが凄い4選】

デッキ単位での噛み合いはひとまず置いておいて、ジャガイスト単体が如何に優れているかを確認しましょう。

【ブロッカーで守りが固い】

 テキストコピペ解説になりますが、ブロッカーが偉いです。
邪王門や鬼寄せとの相性に留まらず、ハンデス系デッキにありがちな守りの甘さを能動的に打ち消してくれます。打点を受けられるということは1ターン貰える=エクストラターンを言っても過言ではありません。

【疑似アビスラッシュで攻めも手厚い】

 こちらもテキストコピペですすみません。
ターンを待たずに打点を生み出せるおかげでトップ解決のリスクを抑えて滞りなくフィニッシュまで進行できます。デッキ的にも、鬼寄せのジャンプアクションから圧をかけていくので対面の目標ターン(マナ)より一歩先に殴れるメリットが大きいです。

【マナカーブの緩和】

 メクレイドのパワーに寄せて構築すると中盤域のカードが増えて歪なマナカーブになってしまいますが、手札を捨てることでこれらのカードを実質0コストとして充分な出力に変換できます。

【迅速な手札変換】

 マナカーブの緩和と重複しますが、出力の担保と同時に速度の底上げにもなっています。この特性はテレスコや邪王門といった手札リソースを余らせがちなカードとも相性が良いと言えます。

【邪王門は必要なのか】

 結論から入ると邪王門は選択枠であり必須ではないと考えてます。
チャージャーを採用しない場合は手打ちも狙いにくく、役割は受け札=速攻メタでしかないため脳死4枚採用するほどのカードではないです。ただし、ジャガイスト1枚の出力とテレスコドローで手札を増やせることからデッキとの相性はやはり良いと言えます。

【まとめ】

 以前組んだ邪王門は速攻基盤に無理やりガクブッチを取り付けただけでしたが、性質的には今回のジャガイスト寄りのものだったなと思います。
これまでの初手+盾+トップ数枚のみで戦う赤黒と違い、テレスコフットレスでターン数以上に山からカードを探せるようになり、受けデッキとしての邪王門を狙いやすくなりました。

 テレスコベースでの研究はされていましたが、ジャガイスト自身のポテンシャルを活かす調整はまだ浸透していないように感じます。メクレイドヒット率の許容範囲や使用環境毎のメタカード採用など派生形を多く見られることを願います。


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