見出し画像

赤黒レッドギラゴン-井戸の底-

 カードの発売から時間が経てばたいていのカードは研究されるものですが、レッドギラゴンを有効活用したデッキは一向に現れないので私が組みました。

【リスト】

画像1

 昔の赤黒バスター基盤をそのまま活用しています。大きな変更点として、ほぼバスター専用武器だったウララーを抜き、単体でくっつきやすいレッドギラゴンを採用。超次元枠が空いたので新規ドラグナーのヒビキとリンクウッドも新たに採用しました。

 構築段階から”捲り”のヒットを意識しており、特にレッドギラゴンとバトライから出せて強いドラゴンで、ノイズにならないカードを多めに採用しています。

マグマボルドギを除くドラゴン20枚
全ドラゴン+ドラグナー32枚(リンクウッド失敗7枚)
コマンド18枚
黒8枚、多色13枚

【採用カード解説】

ゴーゴージゴッチ×4
ドルガン人生なのでサーチカードも最大枚数
 初動でなくともマグマやレッドギラゴンを複数枚抱えたり、ボルドギやザークタイザーで圧をかけたりと対面を見てからドラゴンを持ってこれます。

ドルガンチュリス×4
引けなければ始まらない、引ければ最強
 侵略チェンジからゴリゴリ攻めて盤面の押しつけ+リーサル打点を狙います。侵略4枚チェンジ7枚採用により安定した打点の供給ができます。ただしレッドギラゴン1枚で突っ込む場合は運要素が大きくなるので、それ以外の選択肢も吟味したうえで走りましょう。

爆龍覇ヒビキ×3
期待の新人
 バトライの横展開やメリケンの小型処理など状況に合わせて動きを作れる。4コストの面処理としてGWDも候補ですが、こちらは相手に依存せず自分の押し付けにも使えます。ガイアールホーンを装備すればシンガイギンガとチェンジできるので意識しておきましょう。

爆龍覇リンクウッド/おまおれデッドマン×2
テクニシャン
 ドルガンより前のターンで山を掘れるカードでありながらパワーを保証できるヒューマノイド爆。初動の役割は保険程度でそれほど重要視しておらず、呪文面を駆使した詰めが強力です。なくても勝ちきれますがあれば嬉しい場面も多いので2枚採用となってます。

ジャックアルカディアス×3
ジョー星許さないマン
 ジョー星が辛いのでメタカードは当然採用します。禁断開放より早く殴りにくるアグロに対する有効札でもあり、貴重な黒も補えるので3枚以上の採用は間違いないでしょう。種族の弱さが歯痒い。

イーヴィルヒート×1
ほぼ唯一のコマンドSA
 もちろん素出しも可能ですが、それ以上に飛び道具として優秀なカードです。ドルガン+レッドギラゴンでイーヴィルを下敷きにすれば破壊されたレッドギラゴンまたは非公開3枚からクリーチャーを回収し後続を繋げられます。やはり殿堂入りカードは凄い。

レッドギラゴン×4
 赤黒基盤に新たに加わった”侵略”コマンドドラゴン。革命チェンジを合わせて爆速で封印を剥がせるようになりました。
 BADドルガンに侵略すれば破壊を引き継ぎエンド時にドラゴンをばら撒けます。1枚ならドルガン+トップ、2枚ならドルガン+レッドギラゴン+トップと枚数を重ねるごとに横並びの打点は多くなりますが、手放しの捨て身特攻になるのでその動きが有効かしっかり見極めて突っ込む必要があります。

 攻撃の終わりに強制でデッキトップを公開し、任意で下に敷くか否かを選択できます。これにより疑似マリガン、ボルドギ固定ができるのでハズレであっても下敷きにする選択肢がありえます。対面によってはバウンス除去で疑似回収もあるでしょう。

 打点の組み方が非常に面白く、3tドルガンレッドギラゴンで横展開、破壊除去しかない対面に対してほぼ確定で2点以上通すなどこれまでになかった詰め方を可能にしてくれます。

シンガギンガ×2
単色かつチェンジ枠
 打点こそゴールデンやカツキンjrに劣りますが、盤面の押し付けにおいてコンセプトと噛み合うので採用しました。チェンジ条件にコスト指定がないのでヒビキ+ガイアールホーンの革命チェンジも評価できます。

ドギラゴールデン×4
cip除去持ちドラゴン
 盤面飛ばしながら顔3点突っ込むでかいドラゴン。改めて書くこともありませんが、気軽に使える3打点であることと捲って偉い除去なので最大枚数採用しています。

ドギラゴン剣×1
最大打点、SA持ち
 ウララーは失いましたがそれでもなお強いカードでした。
最低3打点が保証されており、ここからスレイヤーや墓地回収、疑似除去耐性持ちをオプションに選べます。バトライで捲って自前で走れる6枚目のドラゴンでもあります。

ボルシャックドギラゴン×4
攻めて受けて攻める、受けの要
 自身以外ハズレがないので安定して受けを期待できます。レッドギラゴンで封印を剥がしやすくなったので禁断カウンターまで持ち込みやすくなりました。

メガマグマ×3
カマスミクセル許さないマン
 コマンド持っててボルドギで捲ると気持ちいい。ジゴッチで触れるし文句ナシ。と言いたいところですが、バトライで捲ると微妙な顔になるので枚数を抑えて3枚採用になりました。感覚調整なので気にならない人は4枚でいいかもしれません。

紅王牙×1
マグマから役割分散と枚数調整、SA持ち
 カマスを処れて自分を邪魔しにくい赤のドラゴン。捲ればめちゃくちゃ強いので増やしたいところですが、コマンドを持ってないので最低限の1枚のみ採用になってます。自前で走れる7枚目のドラゴン。

ザークタイザー×3
ハンデスメタ、捲り
 ただのお守りではなく、捲って強いドラゴンとしての一面を評価して多めに採用。コッコスクチェンの軽減こそありませんがそこそこの頻度で着地します。
回収対象はコマンドドラゴンとヒューマノイド爆なのでヒビキリンクウッドまで拾ってくれます、偉いね。

禁断/ドキンダム
置き圧力
 いい感じに封印を調整して一方的に殴りましょう。
おまおれデッドマンでプロハを付ければデメリットも無視できます。

【ドラグハート】
 連鎖する可能性があるのでバトライのみ2枚、おまおれデッドマンから出すガイハートを1枚、残り5枠にヒビキの武器を詰め込みました。
ザンテツビッグホーンで封印が剥がせることだけ覚えておけば大丈夫でしょう。

【立ち回り】

手札で打点を揃え、ダイレクトアタックを目指しましょう。

 チェンジで帰ってくるドルガンで2度目の攻撃を仕掛けるパターンが多いので、くっつくカードは2枚以上キープが理想になります。

 シンガイギンガとゴールデン両方ある場合の優先度は対面ごとに回して覚えてください。ほぼアンタッチャブルの押しつけもしくはゴールデンの除去タイミングを意識すると分かりやすいかもしれません。

 3tドルガンレッドギラゴンで押し込むとき、捲りを外してもドルガン1体は生き残るので次のターンのジゴッチが実質くっつきになります。
この動きをすれば保証打点を残しながら捲り最大値が乗る可能性があるので、3tジゴッチより優先して突っ込むプレイも充分あり得ます。


 9000よりパワーの大きいクリーチャーに向かって特攻しながらレッドギラゴン侵略することで侵略元にフォースアゲインしたような結果を得られます。盾を殴らずノーリスクで封印を剥がしたり、対象のcipを連打したりと限定的ですが有効な場面があるので覚えておきましょう。

【あとがき】

 レッドギラゾーンや紅王牙、デッドマンオリジンと同期なのに、クセが強くてどうにも使いにくい印象でしたが赤黒基盤に絞って構築を進めると侵略ギミックのおかげで新規カードにふさわしい動きを見せつけてくれました。

 冒頭でも触れましたが、有効活用と言える定義は個人的に3つあって、
・そのカードでなければ成し得ない動きがある
・ゲーム中ほぼ必ず1回は使う機会がある
・そのカードを使う動きが最大値、フルパワーである

1つ以上満たしていれば有効活用できるデッキだと考えています。
アイデンティティとも言えるでしょう。

 今回の赤黒レッドギラゴンは3要素全て満たしておりコンセプトデッキとして100点の完成度で満足しています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?