20分の舞台



白衣って夏は暑く(生地が厚い)冬は寒い(着込めない)😂
でも自分にとってのユニフォーム…やっぱり落ち着くかなぁ😅

タイトル…“ん?なんのこっちゃ?”と思われたことでしょう。20分は私のカウンセリングのお仕事でクライアントさん一組にかける時間のめやすです。

今のお仕事を始めて15年。栄養指導に専念でき、前職で経験出来なかった個別指導にも携われることにとてもやりがいを感じています。
コロナ禍を機に対面指導は「時間の短縮化」が必要になりました。じつは私は時間短縮に大苦戦。クライアントさんの反応が欲しくて「のってくれる話」をついつい入れて時間いっぱい話してしまう…。「設定時間は使わないともったいない」と思っていたからです。
コロナ感染対策として対面指導の安全管理が見直され「時間の長さに頼らないこと」を身に付けなければならなくなったのです。
話にムダがないか…?自分が慣れてしまった流れを見直し、フレーズを厳選することはマニュアルを覚える以上に難しいことでした。

栄養指導をもとに「20分で商品と会社のファンを開拓する」マニュアルがあるとはいえ、今日お会いするクライアントさんに合わせて訴求というストーリーを進行することは“舞台に立つ女優のような仕事”先輩がこの仕事を例えた言葉は本当に的確だと思います。

指導時間を短縮してもお伝えしなければならない必須ポイントを網羅し、栄養士から話を聴く「付加価値」も持たせたい…。
指導の時短化を試行錯誤する上で、私は「話の瞬発力」を意識しました。
余計な時間はないので、クライアントさんが話に集中出来るうちに“大切なフレーズをわかりやすい言葉”でどんどん出すことにしてみました。

時短化シナリオがある程度自分のものになって、クライアントさんの集中が途切れることなく指導に参加している「手応え」を感じると、私も自信がつき仕事がますます楽しくなって来ます。
時短の指導でも基本は「今日のクライアントさんを見て仕事をすること」が最優先。『20分の舞台』はクライアントさんのためのもの。私が話を整えて、クライアントさんのニーズも拾いつつ“私という演者でなければ体験出来ない時間”を届けて、最終的にクライアントさんにも会社にも役立つ機会にする…。

自分にしか作れない20分の舞台。長いようで短い、短いようで長い“不思議な20分”。何度舞台に立っても「同じはないこと」が最大の魅力だと感じます。もちろんマニュアルの“伝えたいこと”やミッションは変わらないのですが、指導を届けるクライアントさんは基本的には「一期一会」同じ方はいないように、ニーズも受け止めかたも同じはありません。“同じがないおもしろさ”を私がいつも楽しめることも大切だと改めて感じます。また、私が“新鮮さも意識すること”はクライアントさんにも伝わる気がします。

明日から仕事初め。新年最初の「20分の舞台」に立ちます。今年もクライアントさんとの出会いの中で、どんな自分に・どんな仕事の楽しさに気づくのか…今からとても楽しみです。
今年も学びを怠らず、工夫を重ね、仕事を楽しんで「20分の舞台」を演じていくつもりです。

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