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絵の仕事をしたいけどまだ実績がない人へ(絵の仕事を依頼してた人より)

私は長年絵を描いていて、絵を仕事にしたいと言ってる人をたくさん見てきました。日頃から頑張れ!夢叶うといいね!と思っています。そして私は制作会社で企画編集の仕事をしてたので、絵の仕事を依頼する側の経験があります。主にフリーランスの人やイラストレーター仲介会社を通して発注しまくってました。

この経験があるなら、絵の仕事が欲しい人に有益な情報をあげられるのでは!?と思い、記事を書いてみました。フリーランスで絵の仕事をしたい人が仕事をもらいやすくするために、私が仕事で知ったことや考えたことをまるっとまとめてます。画像少なめでほとんど文です。

絵の勉強しろとかそういうのは書いてません。やろうと思えば誰でもできる、当たり前のことばかりです。「絵の仕事をもらうには」で検索したら出てくるサイトと内容も似てます。違うのは、依頼する側の視点と理由が書いてあることかなと思います。

※この記事は広告代理店系の業界を中心にしてるので、そうじゃない業界とは少し勝手が違うかもしれません。ご了承ください。

イラストレーターと制作会社と広告代理店の関係

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上の図はあくまで一例 下に向かって仕事とお金が流れる

あなたに大企業のポスター描きたい!という夢があったとします。例えばルミネの広告とか絵が素敵でオシャレですよね。ああいうのを企画したり、イラストレーターを選出してるのは、その企業自身ではありません。広告代理店と呼ばれる、電通とか、博報堂とかです。

企業はポスター制作の知識を持ってないことがほとんどです。ポスターのデザインを考えられないし、どんな素敵なイラストレーターがいるのか知りません。なのでいろんなノウハウ、人脈、データなどを持った広告代理店に「こういうキャンペーン用のポスター作って」と依頼します。依頼を受けた広告代理店はいろんな案を出し、案Aなら写真を使おう、案Bならイラストを使おう、と企画します。

広告代理店だけで企画が完了することもありますが、さらに制作会社に外注することも多いです。制作会社は何をするかというと、もっと企画を出して広告代理店の案を厚くしたり、ポスターのデザインを考えてデータを作ったりします。広告代理店は忙しいので、制作会社と協力して仕事をこなしてるんですね。

この制作会社も、忙しくてイラストレーターを探せないとか、イラストに詳しくないことがあります。そのときに頼るのがイラスト仲介会社。たくさんのイラストレーターが登録していて、広告代理店や制作会社から「こういう絵がかける人いない?」と要望があると、「この人がおすすめですよ!」と紹介する仕事をしてます。

だからイラストレーターが仕事をする場合、仲介会社か制作会社か広告代理店とやり取りすることが多いです。この流れを頭に入れておいてください。

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