今日もうるさい3月29日

最近、うちの前を毎日のようにライザップのトラックが通る。うるさいったらない。どうやら、近頃たまに見かけるライザップのジムみたいなやつの宣伝らしいが、マンションのすぐ前の通りで鳴らすその音は、割れてて聞こえづらく、それ以上の情報はよく知らない。これは騒音である、ということだけが伝わる。

まさに同じ通り沿いを自転車で走ってたら、件のジムを一軒建設しているのを見つけた。道理で熱心なわけだ。なんなら、ここがオープンしたら、さらにトラックが追加で出動してしまうかもしれない。参った。

あんなもの見てジム行こうってなる人いるのか、と考えるのは、きっと正しくない。「あんなものを見てジム行こうってなる人」を釣り上げるためにこそ、何万人の目に触れるような手段をなりふり構わず行使するわけで。あとはその確率と費用が釣り合うのか、みたいな話でしかないんだろう。一人一人がどう思うかは別にどうでもいい。元々来ないに決まってるやつは勝手に不愉快に思っておけばいい。万馬券を当てるための必要悪としての外れ馬券みたいなもんだろう。

ライザップの外れ馬券は、そのまま自転車をこいで下高井戸シネマに行き、見逃してた「LOVE LIFE」を観た。もうとにかくわかりあえない。劇中の人物同士もわかりあえないし、こちらと映画もわかりあえない。つまんなかったって話じゃなく。理解した気にさせてくれないというか。

ああ、こうなるのか、と思うと必ず少し外してくる。時には大きく外してくる。呆然とするくらい。複雑なものは複雑なまま、不条理は不条理のまま。でもまあ、なんとか一緒に生きてくしかないんだなと。クソうるせえライザップとも生きていくしかないのか。それはそうでもない気がする。単純にやめてほしいと思う。うるさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?