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連載小説【夢幻世界へ】 3−11 蔵識

【3−11】


「識=「アラヤ識」=蔵識とは、意識の構造モデルの第八層、内的貯蔵庫の働きをする意識の深層レベルのことをいいます。意識の奥処に潜み、一切の存在者のもととなる「種子」を貯えている深層領域として形象されます。

 深層意識的意味エネルギー。なんだか堅苦しいですね。この深層意識的意味エネルギーは、一様に等質的な流れではなく、強弱いろいろに度合いの違う凝固性の差異によって区切られます。なかでも特に凝固度の高いところは「名」によって固定されて独立し、記号学のいわゆるシニフィアンーシニフィエの結合体となって、表層意識で正式の言語機能として機能しますね。ここまでいけば一人前です」

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