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「Aro/Aceっぽい人」にこそ読んで欲しい|「1/100」のトリセツ#2

この記事はこのウェブメディアの取扱説明書の第2回です。初回はこちら

この「1/100」ではアロマンティック、アセクシャル(以下Aro/Ace)という単語に何かしら気づきのあった、もしくはこれから気づく可能性のある「Aro/Aceっぽい人」に向けて記事を作っていけたらと思います。

・「Aro/Ace」をまだ知らない人に向けて

この記事を読んでいる人の多くは、Aro/Aceという単語をなんとなく知っている方だと思います。

でも、あなたがAro/Aceを知らない時期があったように、今もこの世界のどこかでAro/Aceを知らずに苦しんでいる人がいる。

その人達がSOSを出すように、モヤモヤや違和感の“出力先”の1つとなっているのが「検索画面」だと自分は考えています。

以前、別の記事 でもお伝えした通り、「恋愛 興味ない」などと検索をかけても「アロマンティック」「アセクシャル」という単語はそう簡単には出てきません。

できるだけ上位に「もしかしたらアロマンティックかもしれませんよ?」「アセクシャルという可能性もあるかもね?」という記事が出てきて欲しい。そんな思いからこのメディアを作りました。

具体的には自認や自認前についてのアンケート企画やAro/Ace関連のニュース、話題を、まだAro/Aceを知らない人に向けて記事としてまとめていきます。

このnoteと合わせて、Google検索やDiscoverでも表示されやすい(と自分が思っている)Abemaブログなどを中心に使ってどれだけ届けられるかいろいろ試していけたらと思っています(SEO対策詳しい人のお知恵を借りたい…)。

・「Aro/Aceっぽい人」に向けて

Aro/Aceという単語を知って、何かしらひっかかりや気づき、自分の中でしっくりするところがあった。そんな人も単語を知ったことですべてが解決するわけではありません。

Aro/Aceという単語を知ってもなお、生きづらさがある――。

自分自身、「自分は本当にそう定義していいのか?」「他のAro/Aceさんと違うのでは?」「Aro/Aceだから、こんな考えしちゃおかしいよな」とか、そんな思いを持ちながら、日々を送っています。

そんな言葉の縛りからも少し自由になりたいなと思い、このメディアでは、ゆるく「Aro/Aceっぽい人」を想定読者とできたらと思います。

「Aro/Aceっぽい人」とは「Aro/Ace」という単語を知って、どこか自分にしっくりくる部分があった人。そうであることをエピソードなどによって証明する必要はありません。

なので、「自分はアロマンティックである」という自信はない人、アセクシャルっぽいけどよくわからない人、昔アロマンティックだった方、歓迎です。

アロマンティックはこういう人だと規定するつもりはありませんし、こういう人はアセクシャルではないと否定するつもりもありません。

「Aro/Ace」という言葉を知って、どこか自分かもと少しでも思っているあなたに、ひっそり「1/100」の記事を読んでもらえると嬉しいです。

当たり前ですが、Aro/Aceという単語を知っても、そのあとも人生は続きます。ただ、Aro/Aceの人生については「モデルケースと言われる存在がいない」とされているのが現状です。

たしかに、お手本となる人生を送ってきたAro/Aceの人って想像つきませんよね。

なので「1/100」ではAro/Aceっぽい人にインタビューして、いろんな生き方や考え方のケースを紹介できたらと思っております。

「モデルケース」といってしまうと、「この人を目指すべき」という文脈が知らずのうちに付与されてしまうので、この「1/100」では「ケース」とか「実例」として紹介できたらと考えています。

「Aro/Ace」という単語を知ってから悩みが出てきた人にも、こんな生き方、考え方があるよというちょっとした処方箋になる話を1/100のケースから紹介できたらと思います。改めて申し上げますが、「1/100」として取り上げるだけなので、アロマンティックとはこういう人と規定するものでもなければ、アセクシャルはこう生きるべきと提言するものでもありません。

ただ、こういう生き方、考え方をしている人がいると伝わればいいな、そして読んだ人の人生にとって何かしらプラスになればと思っています。

では、具体的にどんな記事をやるのか、#3で説明していきます。

(#3「どんな記事をやる?」編へ)

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