ハじメいチこ

小説を書いています。作品は基本的にエブリスタにて公開 http://goo.gl/UR…

ハじメいチこ

小説を書いています。作品は基本的にエブリスタにて公開 http://goo.gl/URJ1yI ほんのり気軽に読めるショートストーリーはnoteにも掲載しています

マガジン

  • 巡る明日に君がいない〈BL / R18〉

    BL、R18です。蜜月のはずだった恋人に突然「結婚するんだ、来週」と告げられ――。

  • はじめの徒然的な

    はじめの徒然的な

  • ほんのりBLストーリー詰め合わせ

    ほんのり。気軽に読めるBLショートストーリー。BL小説です。

  • 【BL】独白。満員電車

    BLストーリー。大人向けです。

  • シチュエーションTLディリュージョン

    日常から非日常への扉は運命の恋だったり。恋の向こうへのディリュージョン(妄想)する、読みやすいコンパクト・ストーリー

最近の記事

今週中というリミットを置いてあと3日。本当は2日。確定申告を本気で終わらせたい。シャレにならんホント。

    • 【ほんのりBL】通り雨ラプソディ 03 おわり

      雨の中、ふたりしてずぶ濡れで立ち尽くす。 顔が上げられない。 宏明の顔が見られない。 いきなり傘を壊すなんて、誰が見ても異常行動すぎる。 呆れただろうか。呆れるどころじゃないかもしれない。 ――絶対おかしいヤツって思われた変なやつだって思ってる絶対! 「――ぶ……っ!」 「……え?」 微妙な沈黙を先に破ったのは宏明だった。 「ははっ。お前アホすぎだろ。折るとか意味分かんねぇ。はははっ」 宏明はカラリと笑い、俺の背中をバンバンと叩く。 そういえば宏明は、理解不

      • 【ほんのりBL】通り雨ラプソディ 02

        「まぁ、傘はいいからさ。お前んち着いたらシャワー貸せ」 「――――っ」 心臓が、跳ねた。 何か熱のような息苦しさが込み上げ、数歩前を行く友人の背に、全神経が集中する。 ――や、これダメなやつだ。ダメなやつだこの感じ……っ! 友達相手に。 しかも男同士なのに。 でも、雨に打たれて濡れる宏明の肢体から目を離せない自分が もう自分では制御不能だ。 「――ふんっぬーーーっ!」 俺は、咄嗟に差していた傘をホームランよろしくフルスイングする。 三段折りでコンパクト且つ軽

        • 【ほんのりBL】通り雨ラプソディ 01

          「や、いいから。俺はマジでいいから。気にすんなって」 「あ、や、うん。つか、気にすんなって無理だろそれ」 突然の雨が、夏服のシャツにひとつまたひとつと染みを広げ 友人の肌に吸い付いていく。 俺は家を出る前に必ず天気予報を確認しないと落ち着かないタイプで、 降水確率が30%を越えると傘を持ち出さずにはいられない。 その甲斐あって、現在、突然の降り出した雨に打たれずに済んでいる。 俺、ひとりだけ。 「気にすんなって言われても気になるって。傘ん中入りなよ。つか入ってお願

        今週中というリミットを置いてあと3日。本当は2日。確定申告を本気で終わらせたい。シャレにならんホント。

        マガジン

        • 巡る明日に君がいない〈BL / R18〉
          3本
        • はじめの徒然的な
          1本
        • ほんのりBLストーリー詰め合わせ
          4本
        • 【BL】独白。満員電車
          1本
        • シチュエーションTLディリュージョン
          0本

        記事

          【ほんのりBL】となりの席でとなりの家の事務員くん

          「おい」 「……あ……ん……?」 「おい」 「もぉ……、おき……」 「……おい!」 「痛……っ? な、何っ?」 丸めた書類で、隣りのデスクに沈没した後頭部を叩いたら、思いの外軽快に「ポコッ」と音が鳴った。 ガバッと顔を上げた男は、その口からだらしなくヨダレを垂らしている。 「何、じゃねーよ。古賀てめぇ、いつまで学生気分でいやがる」 俺は、瞼を重そうに持ち上げる総務部の中堅社員、古賀の頭をもう一度叩いた。 古賀はヘラッと笑う。 「一応、社内に誰もいない時し

          【ほんのりBL】となりの席でとなりの家の事務員くん

          「マジ黙ってお願い」

          「だから今話しかけんなって。集中してんだから」 「そんなことしなくても一旦ザルに流せばいいだろう」 「洗い物が増える。何のためのインスタントだよ。余計な物は使わない」 「じゃあザルは俺が洗う」 「このくらい平気だって。もう黙ってろよ」 「火傷したら舐めてやる」 「マジ黙ってお願い」 ハジメイチコ 「巡る明日に君がいない」01 終わる日より 巡る明日に君がいないエブリスタにて更新中

          「マジ黙ってお願い」

          今日も無事更新。90ページ到達( ;∀;)!!!! https://t.co/M02nnVzwxp

          今日も無事更新。90ページ到達( ;∀;)!!!! https://t.co/M02nnVzwxp

          来週、数日間、いつものペースでパソコンの前にいられなくなる。 昨年12月から続けている毎日更新をキープできるかとても不安……。

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          巡る明日に君がいない 新章

          エブリスタにて連載中 → 巡る明日に君がいない 一度書き上げてるんですが、リライトしながら 一日1ページずつ更新中です。 本日更新分で、9章目。 貢くんが動き始めます。 リライトといいながら、かなり書き足しながら書いています。 自分の作品を客観視するのは難しい。 時間が経過して、やっと、描いた世界が見えてきた気がします。 現在、デッサンだったものに色彩をつけていっているような感覚。 今あるラストより、キャラクターたちが幸せになってくれればいいと 思いを馳

          巡る明日に君がいない 新章

          独白。満員電車〈BL / R18〉

          息も心も詰まる毎朝の満員電車。 ある日、すし詰めの電車の中に 気になる男と職場の冴えない上司を見つけた。 そして俺は気がついてしまったのだ。 異様に近い、ふたりが何をしているのかを。 ➝ 本編は エブリスタ にて ・BL ・さくっと読める短編 ・R18。背後注意 ・完結しています ハジメイチコ

          独白。満員電車〈BL / R18〉

          巡る明日に君がいない〈BL / R18〉

          「結婚するんだ、来週」 「……へ?」 蜜月を信じていたふたりの間に然として突きつけられた現実を知り、 貢(みつぐ)はただ逃げ出すことしかできなかった。 そして巡り合った、自分と同じ傷みを知る男。 寂しさを埋めるように、貢は男のそばにいることを選ぶ。 「貢は優しいね」 「優しくなんてないよ。……すごく、弱い」 男は何もかもが似ていた。 貢に別れを告げた恋人に。 そばに居るほど辛いのに、求められる手を振りほどくことができない。 「七日間、俺の恋人としてそばにいて

          巡る明日に君がいない〈BL / R18〉

          小説を書いています

          小説、コミック投稿コミュニティ エブリスタで小説を書いています。 男女のお話は 一 一子(はじめいちこ)として。 >> 一 一子エブリスタ TOPページ いわゆるBL的なお話は ハジメイチコとして。 >> ハジメイチコ エブリスタ TOPページ 現在は、ハジメイチコとしての投稿が多いです。 日本語が大好きで、 ひとした瞬間のバリエーションを考えることが好きで それらを重ね併せてみたくなりました。 ここには、文字作りの記録とか、 一 一子としての投稿をし

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