コンデジが売れる条件
今日はスマホで見ていてたまたま見つけたこちらの記事の話
コンデジとスマホの境界線が薄くなっていく中で生き残る
高級コンデジの条件について書かれているので、読んでみました。
だってこのnoteのタイトルは高級コンデジの敗北って読み替えることもできますからね。
売れる高級コンデジの3条件
(1)通常のコンパクトデジタルカメラよりも大型サイズのセンサー、1インチやAPS-C、フルサイズのセンサーを持ち、画質にこだわると同時に撮影者のテクニックを活かすシャッター速度や絞りなどの調整機能が与えられている
これはセンサーサイズの話ですね。レンズに映った像を受け取るお皿が大きいことが良い条件だということです。
ただし、これはただ大きければいいものでもないのです。
近年、センサーサイズと画素の関係について
着目されることが多くなってきました。
センサーサイズと画素の関係
上の条件を見て、1インチとかAPS-Cとかのセンサーサイズだけに着目した方は衝撃を受けるかもしれません。
近年では、センサーサイズよりも、1画素当たりの受け皿の大きさが重要なのではないかと言われています。
1画素あたりの受け皿が大きければ大きいほど、
高感度耐性が上がるという事なんです。
高感度耐性というのは、ISO値を上げた時のノイズの出やすさですね。
ノイズが出にくいカメラは、
画素数を抑えているカメラであることが多いです。
SONYの目の付け所
みなさんご存じソニーのα7シリーズ 鉄板のフルサイズミラーレスですね。
でも、RとかSとか、アルファベットがついていますよね。
これの意味は何かというと、その機種は何に特化したものなのか?
ということを示しています。
ただのバージョンアップ版というわけではないのです。
α7には、無印、R、Sと3種類存在します。
無印は置いておくとして、RとSの違い、ご存じですか?
画素数に着目して説明すると、以下の通りになります。
・Rは高画素タイプ
・Sは低画素タイプ
そうです。同じフルサイズセンサーなのにSが低画素タイプということは…
・Sは高感度耐性が強い
ということなんですね。
デジカメも、画素数を追及する方向と、高感度耐性を追及する方向があって、ソニーが唯一、このような商品ラインナップの分け方をしています。
センサーを作っている会社だからこそできる技かもしれません。
コンデジならではの高倍率機のコンパクトさ
(2)デジタル式のズームと比較して画質劣化の小さな光学式ズームレンズ、それも望遠性能に長けた高倍率ズームレンズが与えられている
要はどんだけズームできるかどうかってことですね。
スマホではiPhone11Proで望遠側も強化されてきたということは、
望遠の需要があるという事ですね。
コンデジの差別化は、センサーサイズはそこそこな分、
高倍率にしてもカメラの重さや大きさは大きくしなくていいので、
軽くて高倍率なカメラがあるという点です。
センサーサイズが大きいほど望遠レンズがでかくなり、
持ち運びが大変になる。
フルサイズの弱点ともいえます。
私が以前使っていたSONYのRX10M4は、
換算600mmの焦点距離を1インチセンサーで実現しています。
そのおかげで総重量1kg近くになっています。
これでも、APS-Cやフルサイズで同じ焦点距離を実現した場合よりも
重さは軽いのです。
スポーツシーンの需要が高まっている
(3)ダイビングからスノーボードまでタフなスポーツシーンにも耐えられる高い耐衝撃性能と防水性能が与えられている
これは、上の2条件とは少しベクトルの異なる条件になります。
技術の進歩でカメラが小型化できた恩恵というところでしょうか
俗にいうアクションカムの人気が高まってきている訳ですが、
個人的にアクションカムには、2つの使い方(側面)があると思っています。
・かっこいいシーンをダイナミックに撮りたい需要
・単純にそこそこの画質で気軽に遊びの記録を残したいという需要
その気になれば、ドライブレコーダーの代わりにもなるわけで、
GPSもついているし、画角などの設定も豊富だし、
旅先では記録用カメラとして使えますよね。
ドライブレコーダーとアクションカム別々に買うなら、
アクションカム一つを買った方が、
経費削減になるんじゃなかろうかと思うほどです。
まとめ
・センサーサイズが大きいだけが高画質じゃないけど、
センサーが小さいよりはいいよね
・スマホでは寄れないほどの高倍率カメラがコンデジの利点
センサーサイズが小さいことによるコンパクト化が素晴らしい
・アクションカムの需要は高いけど、
よくよく考えたらドライブレコーダーの代わりにもなるよね
っていう最初の記事からはかけ離れた話をしてしまいましたね。。。
さいごに
このnoteでは、モノクロ写真をメインとして、
写真やカメラの話を中心に書いています。
カメラはFUJIFILMのX-T30を使っています。
カメラと同時にレンズを4-5本そろえ、
あと1本揃えたら超広角から超望遠までカバーできる状態です。
FUJIFILMのカメラ使っている方、自分の身の回りでは数少ないので、
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