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ベトナム/ダナンからベトナム鉄道でフエに移動 シニアの海外個人旅行

 2024年2月25日 ベトナム4日目は、ベトナム鉄道でフエに移動です。今回の旅行の概要はこちらに投稿済
  前回の投稿はこちら(シンガポールからベトナムへ)    

ベトナム鉄道

 ホテルからダナン駅までは配車アプリの「グラブ(Grab)」で行きました。料金はタクシーより安く、ぼったくりもありません。運転手との会話も必要ないので、とても便利です。
 
 駅では、列車の発車時刻が近くなるまで、プラットホームには出ることができません。プラットホーム手前の待合室で待つことになります。
 列車が到着する少し前に、プラットホームの入り口が開き、係員による切符のチェックを受けてから、プラットホームに出ることができます。

ベトナム鉄道に乗る

 列車は15分ほど遅れて到着しました。日本では、列車が少しでも遅れると、放送や表示がありますが、ここではみんなのんびりしています。
 列車が到着すると、係員がそれぞれの客車に各号車の番号を取り付けます。その号車番号を確認して、プラットホームを移動し自分の部屋がある客車に乗ります。
 列車内の通路はとても狭いので、荷物をもって通路を歩くと、すれ違いもできなくなるからです。

ベトナム鉄道
プラットホームと線路に段差がありません

 列車は寝台車の個室で、私たちの部屋は4人用です。上下2段のベッドが2組で、私たちのベッドは上の段でした。

個室の内部

 同室のベトナム人夫婦が親切で、私たちに片側の上・下段を譲ってくれました。上段を荷物置き場にして、下段に二人が座りました。
 部屋はエアコンが効いていますが、ベッドは固く列車の振動もあり腰が痛くなりました。ベッドに横になっても、とても寝られる状況ではありませんでした。
 ベッドは固定されており、折りたたむことはできません。カーテンもありません。シーツと枕それに薄い掛布団がついています。

狭い通路ですが車内販売が来ます

 後からわかりましたが、シーツは人が変わっても交換していません。枕も掛布団もそのままです。
 降りる駅の30分くらい前に、車掌がきて降りる支度をするよう促します。支度が済むと、部屋の外に出されます。
 車掌が部屋に入り、シーツや布団をきれいにたたんでおしまいです。次の乗客は、同じシーツなどを使用することになります。
 
 ダナンからフエの駅には、約3時間で到着です。ちなみに、列車の料金は126000ドン/人(770円):4人部屋の寝台個室1人分です。

フエのホテル

 フエの駅からホテルまでは、もちろん「グラブ」にするつもりでした。行先を入力すると料金が出ますが、手持ちのベトナム通貨を減らしたいと考えました。
 駅に止まっていたタクシーと交渉した結果、「グラブ」と同等の料金でホテルまで行くことができました。

 フエのホテルは、4つ星でホワイト・ロータス・フエホテルです。ここに2泊します。ファミリースイートの部屋で55㎡の広さです。寝室が2つあり、トイレとシャワーもそれぞれ2つずつあります。

寝室が2つ(フエのホテル)

 フエの町では少ない、高層の12階建てで、部屋からは町並みが良く見えます。プールもあります。
 ホテルには13時過ぎに到着し、この日は移動だけでゆっくりしました。

フエでの観光

 2月26日ベトナム5日目です。
 この日は、フエで世界遺産の観光です。
 ベトナム中部のフエの町は、日本の京都のような町です。歴史的な建造物がたくさんあります。
 フランスに長く支配されていたため、60歳を超える人は、フランス語が堪能な人も多くいるそうです。
 
 私たちは、事前にホテルに依頼して1日車をチャーターしており、自分たちだけで観光するつもりでした。
 しかし、ホイアンでガイドしてくれた、日本語ガイドさんがたまたま空いていることがわかり、フエでのガイドをお願いしました。
 個人的に依頼するので、旅行社に頼むよりずいぶん安くなりました。しかも、プライベートツアーです。
 この依頼は正解でした。チャーターした運転手さんは英語があまり話せず、私たちとはあまりコミュニケーションが取れない状況でした。
 ガイドさんがすべてベトナム語で指示してくれて、とても助かりました。

 フエの世界遺産は、4か所がセットになったチケットがあります。
 ミンマン帝陵、カイディン帝陵、トゥドゥック帝陵、グエン朝王宮がセットになっており、4か所の見学が1枚のチケットで済みます。
 入り口でチケットを見せると、その都度確認の判を押してくれます。さらに、チケットのQRコードでも確認をされます。
 料金は530000ドン/人(約3200円)です。

チケット(左:表 右:裏)
見学ごとに確認印が押されます

 ミンマン帝陵、トゥドゥック帝陵、カイディン帝陵は、それぞれベトナム皇帝のお墓です。ただし、どの皇帝も本当の埋葬場所はいまだにわかっていないそうです。ミンマン帝陵が最も古く、トゥドゥック帝陵、カイディン帝陵という順番に新しいお墓です。
 建物の様式が中国風から西洋風に変化していますので、建物に興味がある方には面白いと思います。

ミンマン帝陵
トゥドゥック帝陵

 最も新しいカイディン帝陵は1931年の完成で、壁や天井に日本のガラス製品(ビール瓶など)を割ってはめ込んだ装飾があります。ガイドさんがいないとなかなかわからないことでした。

カイデン帝陵
右:ビール瓶や陶器を使った装飾

 グエン王朝宮は、第2次世界大戦が終わる1945年まで政権を握ったグエン朝の王宮です。
 戦争が終わったときに、当時の北ベトナム政府に引き渡されました。中国の紫禁城のように広大な宮廷です。

グエン王朝宮

 ゆっくり見て回ると何時間もかかります。ガイドさんがいるので、効率よく回ることができました。
 
 依頼したガイドさんは、フエの出身なので、食事もガイドさんお勧めの場所で食べることができました。

ガイドさんお勧めの食堂
左:食堂の看板 右:フォー

 次の日の2月27日は、フエからベトナム鉄道でドンホイに移動する日です。12時38分 フエ発で 15時49分 ドンホイ着の列車です。

 

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