毎年、複数回の海外個人旅行をしているシニア 今回は「飛行機の予約」編 計画から旅行費の削減などについて記載
毎年複数回、海外へ個人旅行をしている、仕事をしていない60歳代の夫婦です。
贅沢をするところは贅沢をし、節約するところは節約して、安くしかも安全に個人で計画する、海外旅行の方法を紹介します。
旅行費を除き、生活費は年金だけで対応できています。旅行費は、貯蓄を取り崩して支出しています。少しでも長く旅行に行くために、資産の半分を運用しています。詳細はこちら
飛行機の予約
前回は、「行き先を決める」について記載しました。詳細はこちら
行きたい国や地方、時期、滞在期間が決まったら、いよいよ「飛行機の予約」です。往復の飛行機さえ予約できれば、旅行が現実的になります。
貯めたマイルは、当然ですがそのマイルをためた航空会社および、提携している航空会社の航空券としか交換できません。
乗り継ぎが、提携していない航空会社ですと、航空券を別途 購入する必要があります。
私たちは、ANA(全日空)のマイルをためていますので、ANAの特典航空券で飛行機を予約します。
特典航空券は、ANAのホームページから予約します。
行きたい国の行きたい場所付近の空港を選びます。出発日と帰国日を選ぶと、乗ることが可能な表が出てきます。ANAでは、国際線の特典航空券で乗ることができる座席数が、限られています。そのため、旅行の予定が決まったら、なるべく早く予約をすることをお勧めします。電話でも予約ができますので、慣れるまでは電話のほうが楽でしょう。当然ですが、席が空いている日を選ばないと予約はできません。
予約は、1年前からできます。人気がある路線やベストシーズン期間は、すぐに特典航空券分の席は埋まります。なるべく早く飛行機を予約することをお勧めしますが、必要なマイルが予約時に溜まっていることが必要です。
なお、国内線は、特典航空券でも空席さえあれば、予約が可能です。
乗り継ぎがある場合の注意
飛行機の予約は、乗り継ぎがある路線の場合に注意が必要です。航空会社が設定する乗り継ぎ時間は、乗り継ぎに可能な最低の時間から、次の飛行機を選ばれるようになっています。
乗り継ぎまでの時間が、40分しかないということもあります。初めての空港では、乗り継ぎの飛行機の搭乗ゲートにたどり着くには、かなりの時間がかかると思います。
航空会社が設定している乗り継ぎ時間は、すべてが時間通りになった場合の最低時間であるため、飛行機から降りるのに手間取ったり、入国審査などで手間取ると、乗り継ぎに間に合わなくなる可能性があります。
私たちも実際、何度も空港内を走り回ったことがあります。慣れるまでは、なるべく直行便がある国がよいかもしれません。
ヨーロッパでは、シェンゲン協定(条約)領域外から域内に入る場合、最初に入域する国において入国審査が行われ、その後のシェンゲン領域内の移動においては、原則として入国審査が行われません。
上の検索例は、東京からスペインのバルセロナまでのものです。往路では、ドイツのフランクフルトで乗り継ぎします。ドイツまではANA、ドイツからはルフトハンザ航空でバルセロナまで行きます。
フランクフルトに到着したときに入国審査があります。スペインでは入国審査はありません。
帰路では、ドイツのミュンヘンで乗り継ぎとなります。
特典航空券の乗り継ぎ時間が短かくて、乗り継ぎに自信がなければ、スペインまでの航空券に交換せず、ドイツまでの航空券にするほうが無難です。
ドイツで数泊もしくはゆっくり乗り継ぎをして、改めてスペインまで行くことになります。この場合は、ドイツからスペインまでの飛行機は、特典航空券ではなく、お金を支払って航空券を購入することになります。また、海外への特典航空券は往復となりますので、帰りの特典航空券は、ドイツからのものとなります。
同じ航空会社で乗り継ぎまでを予約した場合、チケットは「ミニマムコネクティングタイム(MCT)」をクリアしたもののみが発券されます。
ミニマムコネクティングタイム(MCT)とは、各航空会社がこれくらいの乗り継ぎ時間があれば問題ない時間を設定しています。もし飛行機が遅れて、乗り継ぎ便に乗れなくなった場合は、責任を航空会社が負ってくれます。
ただし、航空会社が別の便を手配してくれても、旅行の日程が予定していたものと変わってきます。宿泊先や交通機関などの変更連絡と、それなりに大変です。
乗り継ぎ便を別の航空会社で予約した場合、乗り継ぎ便に搭乗するためには、ほとんどの場合いったん入国する必要があります。その後、チェックインカウンターで搭乗手続きをすることになります。
国際線だと2時間くらいの乗り継ぎ時間があれば、慌てなく済みます。 ただし、アメリカの場合は検査が厳しいこともあり、4時間くらいは必要だと思います。
アメリカに入国の際、妻が化粧品の中に顔パックを入れていて、検査で30分以上止められたこともありました。
なお、到着時に慌てないよう、国際線では到着前に、時差に合わせて時計を変更することをお忘れなく。
日本の飛行機が運航してない国の場合
日本の航空会社の運航が、乗り継ぎ便も含めほとんど運航していない国があります。そのような国に行く場合は、近くの国のハブ(拠点)空港までを特典航空券で予約します。そこから希望の国までの飛行機は、ホテルと同じように予約サイトがありますので、そこで検索だけします。
私たちが利用している検索サイトを紹介します。
インターネットで「格安航空券」と入力して検索。検索結果から、エアトリまたは、スカイスキャナーを選びページを開きます。出発地や目的地などの必要事項を入力して検索すると、下の写真のように複数の航空会社の日程が出てきます。
飛行機の予約は、そのサイトから行わず、希望する国までの航路がある、航空会社のホームページから行います。
日本語ではないホームページがほとんどですので、グーグル翻訳を使います。どうしても難しければ、予約サイトからでも構いません。
予約サイトからの予約をお勧めしないのは、飛行機が遅延したり、欠航になった場合の補償がない場合があることです。航空会社の窓口に行っても、予約サイトに行けと言われる可能性があります。
また、搭乗日の変更や払い戻しができない場合もあります。 格安航空のLCC(ローコストキャリア)を利用する場合は、荷物が有料だったり、席が自由席だったりと、フルサービスの航空会社とは違うことも、理解しておく必要があります。
また、外国の飛行機は、予約確認(リコンファーム)が必要になることがあります。予約確認とは、搭乗する数日前までに必ず搭乗するという連絡を入れることです。電話やメールで済ませることができますが、日本語ではだめなものがほとんどですので、注意が必要です。
日本の航空会社の運航がないような国や、予約確認が必要な飛行機に乗るのは、旅行に慣れてからのほうが良いかと思います。
航空会社のキャンペーンを利用
仕事をしていないので、いつでも旅行に行くことができます。
日本に乗り入れている航空会社では、キャンペーンでとても安く飛行機に乗れることがあります。
2017年のイタリア旅行では、キャンペーンで見つけたエミレーツ航空のビジネスクラスを利用しました。
エミレーツ航空は、アラブ首長国連邦の飛行機です。ドバイの空港で乗り継ぎでしたが、お金持ちの国なのでしょう、空港のビジネスラウンジから直接飛行機に乗れる設備がついていました。また、空港からホテルまで、専用車での送り迎えも、サービスでついていました。
新規に日本に乗り入れた場合や、新しい路線を開設した場合、あるいは、閑散期で乗客が少なくなる時期などに、キャンペーンで料金を下げています。
期間が限定されていることが多いので、毎日が日曜日の人はチャンスです。航空会社のホームページで、キャンペーン情報を探す手間が必要ですが、飛行機代を安くする一つの方法です。
次回の投稿予定
投稿は、毎週の土曜日 18時に予定しています。
次回の投稿予定の内容は、往復の飛行機が予約できれば、あとは宿泊をどうするかです。「宿泊費の削減」について、私たちの経験から具体的に記載していきます。
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