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20180111社説から見る現代日本

おはようございます。昨日の社説で取り上げ済みの毎日新聞を除いた四紙において北朝鮮と韓国の南北閣僚級会談に関する社説が掲載されています。

本日のオススメは読売の「南北閣僚級会談 核問題を置き去りにするな」です。

約二年ぶりとなる北朝鮮と韓国の閣僚級会談では、2月・3月に開催される平昌冬季オリンピック・パラリンピックの成功に向けて協力することで合意をしました。

北朝鮮は選手団や高官らの代表団、応援団を派遣し、韓国側は必要な便宜を提供します。

一方で、核問題については議題の俎上にもならないという会談となりました。

以下、読売社説からの引用です。
「北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に向けて、具体的な進展があったわけではない。国際社会は、軍事、経済両面で包囲網を緩めてはならない。

(中略)

警戒しなければならないのは、韓国側が非核化に関する協議を提起したのに対し、北朝鮮側代表が「我々の原爆や水爆、大陸間弾道ミサイルは米国を狙ったものだ」と言い放ち、一蹴したことだ。

北朝鮮は「核保有国」として、米国と対話し、体制維持の保証を得る目標を追求している。

平昌五輪・パラリンピックが終わるまで、核実験や弾道ミサイル発射を控えたとしても、核・ミサイル開発を着々と進行させていることに変わりはない。

(中略)

対北朝鮮政策について、韓国は日米との緊密な連携を保つことが欠かせない。」

<社説一覧>
日経:北朝鮮への疑念拭えぬ南北対話の再開/夫婦別姓に真剣に向き合おう
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:南北閣僚級会談 核問題を置き去りにするな/カヌー薬物混入 道徳心を欠く愚行にあきれる
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:南北対話 「核」避けるなら無意味だ/カヌーの薬物混入 現場の危機感が薄すぎる
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:経団連次期会長に中西氏 政権との距離が問われる/慰安婦問題で韓国が見解 「合意」の根幹を傷つけた
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:南北朝鮮対話 冷静に非核化へ誘導を/カヌー不祥事 個人の罪で済ませるな
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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