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2021.12.04配信【ラジレキ新聞解説ながら聞き】①グラブ、SPAC経由で上場 ②滴滴、米上場廃止手続きへ ③伊藤園、7日続落 ④12月3日朝に震度5弱相次ぐ ⑤主要五紙の社説

①グラブ、SPAC経由で上場

ソフトバンクグループも出資をしている東南アジア配車アプリ最大手のグラブがアメリカナスダック市場にSPAC(スパック、Special Purpose Acquisition Company)経由で上場をしました。
SPACは自らは事業を営まないまま会社としての「箱」だけが上場しているもので、有望な企業を買収することによって投資家たちにメリットを還元することを目的として設立されています。
なお、このSPACについては日本取引所グループでSPAC制度の在り方等に関する研究会で検討されていますが、現時点では、日本でのSPAC上場は禁止されています。


②滴滴、米上場廃止手続きへ

中国の配車アプリ大手である滴滴出行(以下、DiDi)は、12月3日にニューヨーク証券取引所から上場廃止する手続きを開始すると発表しました。今年6月末に上場してからわずか5か月しか経っていませんが、今年に入ってますます厳しくなっている中国当局によるIT企業への統制強化の流れを受けての動きです。
中国では、格差是正などのために「IT企業」「教育産業」「不動産」の三分野への統制を強めています。


③伊藤園、7日続落

12月2日の東京株式市場で伊藤園の株価が7日続落となっています。背景には「オミクロン型」の脅威懸念に対して飲料需要の悪化が懸念されていることと世界的にコーヒー豆などの原材料費が高騰していることを受けて、傘下のタリーズコーヒーの収益が悪化することが懸念されてのものです。12月2日の終値は6,070円でしたが、12月3日には株価は6,290円となり少し持ち直しています。


④12月3日朝に震度5弱相次ぐ

12月3日朝に山梨県、和歌山県を震源とした震度5弱の地震が相次ぎました。山梨県の震源地は富士五湖周辺ですが、富士山の火山活動に大きな動きはないとのことです。
また、紀伊水道を震源地とした地震についても南海トラフ巨大地震との関連性は低いとのことです。
とはいえ、災害はいつ起きるか分からないものです。万が一を念頭に日頃から避難についての検討を進めるようにしましょう。


⑤主要五紙の社説

<日経>

産油国は需給見極め消費国と対話続けよ

米と連携し地域安定の戦略を

<読売>

原油増産維持 輸出国と消費国は対話深めよ

銀行決算好調 改革加速で経営基盤の安定

<産経>

WTAの中止決定 中国への気骨ある判断だ

伊方3号再稼働 脱炭素電力で地域活力を

<毎日>

米軍の燃料タンク投棄 国に住民軽視ただす責任

中村吉右衛門さん逝く 求道と継承の思い次代に

<朝日>

来年の春闘 賃上げ拡大を出発点に

水際対策 不信深めた朝令暮改

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