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20171031社説から見る現代日本

おはようございます。今日で10月も終わりですね。

読売・産経・毎日の三紙でスペインのカタルーニャ問題を取り上げています。

スペイン中央政府とカタルーニャ自治州政府の対立の発端は、10月1日に自治州で行われた独立の是非を問う住民投票でした。

中央政府は憲法違反だとして住民投票の実施自体の中止を求めており、警官隊などによる投票所の閉鎖なども行われたため、投票率は約4割でした。自主的に投票に参加しなかった住民もいました。

一方、投票総数の約9割が独立を支持した結果となり、この投票結果をどう見るかもひとつの焦点です。

スペイン中央政府とカタルーニャ自治州政府の対立だけでなく、カタルーニャ内部においても独立反対派と独立賛成派が拮抗している状況となっています。

こういった情勢の中、本日のあえてのオススメは、読売の「カタルーニャ 強引な「独立」が招く異例事態」です。

以下読売社説からの引用です。
「正常化を急ぐあまり、流血の事態を繰り返してはならない。

EU域内では、ベルギーのオランダ語圏などでも独立運動がくすぶる。イタリアの北部2州は、今月下旬の住民投票に基づき、自治権の拡大を要求している。

EUという「大船」に支えられているという思い込みが、こうした運動を勢いづかせている。欧州統合の思わぬ副作用だ。」

<社説一覧>
日経:放置できない中小企業の後継者不足/再処理工場の安全立て直せ
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:朴教授逆転有罪 基本的価値観を共有する国か/カタルーニャ 強引な「独立」が招く異例事態
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:「子供」への投資 人口減への構想聞きたい/カタルーニャ問題 欧州主権国家の分解防げ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:首相が3%賃上げ要請 数値ありきは疑問がある/カタルーニャ自治権停止 穏健な収拾を図るべきだ
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:カタルーニャ自治権停止 穏健な収拾を図るべきだ/「慰安婦」裁判 韓国の自由が揺らぐ
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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