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写真で振り返る波佐見旅。-2-

(この記事は、以下の記事からのつづきです。)

午後からは、中尾山に行きました。
こちらは中尾山交流館。

2階に中尾山のいろんな窯元の器も置いてありました。

ちょうど選挙日だったこともあって、こちらの1階が投票所になっており、入り口を入ってすぐに待ち構えている方々に「すいません投票じゃないんですぅ、、」と謝りながら2階への階段を上ります。

ここには、とても素敵な方がいらっしゃいました。
レジの前に座ってらっしゃったその方と「こんにちは。」とあいさつをして、器をゆっくり見て回っていると「どちらからですか。」と声をかけていただきました。

少し会話を重ねて、こんな話を伺いました。
「ここから見える大きい煙突は、煙突の先から草木が生えてきているでしょう。鳥の糞の中にあった種からああして生えるんですよ。ここから見える大きい煙突全部から生えていますが、あの煙突はもう使われておらず、遺してあるものなんです。今は、あの小さい煙突が使われています。」

というような感じで、とても熱心に、楽しそうに、そして誇らしそうに、お話しをしていただきました。

あの方の笑顔はとてもすてきでした。

ひとしきり説明をしていただいたあと、「腹ごしらえは済んでいるの?」と聞いてくださり、お昼はまだ食べていないと伝えると、近くの食事処に連絡をしてあげましょうかと親切にしていただいたことが、忘れられません。


次に中尾山を離れ、西の原という地区に移動しました。

駐車場に車を停めると、遠くに見えるある建物の存在感に、一気に心を奪われました。

お腹はぺこぺこでしたが、昼ごはんのことは頭から吹っ飛んでいました。

なんてすてきな建物だろう。

木の温もりと、
洋風のようで和風のような、
どこか親しみを感じる佇まいです。

建物の中は、無料で開放されていました。

古いけれど、古臭さや無理な修繕の跡などはなく、とても自然な形で、きれいに、保存されています。

うまく写真を撮れなかったのが悔やまれますが、
建物入り口の磨りガラスがとてもすてきでした。

最近、磨りガラスがとても好きなことを自覚しました。

そして、この建物にも、素敵な方がいらっしゃいました。

この建物がかつて小学校の体育館として使われていた時の卒業生の方だそうで、建物が取り壊されそうになったときに反対活動をし、その後の修繕や現在の維持保管に関わっていらっしゃるとのことでした。

この方も、この建物がとても好きなのだという気持ちがひしひしと伝わってきました。

秋頃に行われるコンサートの詳細が決まったら、ご連絡をいただけるとのことで、今からとても楽しみです。

この波佐見町公会堂の近くには、おしゃれな駄菓子屋さんもありました。

たくさんお菓子を買って、幸せいっぱいになったのに、お会計は180円でした。

駄菓子って素晴らしいですね。



あれ、お昼ご飯にたどり着けませんでした。

一旦、この記事はここまで。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、わたしは焼き物よりも町や人、建物に興味があったため、波佐見町の話なのに、波佐見焼の話は全く出てきません。。

波佐見焼のことを知りたかった方には大変申し訳ありません。


気が向いたら、つづきます。

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