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②ソファに寝かせたがる男たち

私の交際歴は極端に短い。
30歳で初めて交際をした、と思ったが、半年後に嫁と子供が2人いることが判明したので、もはや交際していたのかもわからない。
そこから3年経ち、33歳の時に4ヶ月、生まれて初めてちゃんと告白をされて交際をして、4ヶ月でお別れをして、以上の交際歴だ。

その後5年が経ち、38歳〜39歳の間に、4人の人とセックスをした。
セックスから始まり、交際することなく終わる。
Aさんは3度目にあった時に私だけをベッドに寝かせてソファで寝た。
(その後連絡が取れなくなる)
Bさんは最後に知らない男を待ち合わせ場所に来させた
(もちろん全力で振り切り今に至る)
Cさんが最初待ち合わせ場所に指定したのは「ハプニングバー」
(何度かして、振られた)
Dさんは最後の方は私にマッサージだけさせ「ベランダかソファで寝て」と一緒に寝ること、キス、ハグは禁止されるようになった。
(友人関係は続いている)

最後まではしなかったもののほぼ全てしたEさんもまた、「床かソファで寝て」と最後には言っていた。(無理やり私がしたようなものだった)

「ベランダかソファ」
「床かソファ」
表現は違えど、二択である。

これは心理学を知っている人のやり方だと思う。
一択だった場合、相手の命令に従うようで拒絶感が強まるように感じるが、
二択だった場合、選ぶことは私に委ねられているように一見思う上、選んだのは私だから、相手に責任はない。

しかし、
これに至るにはもちろん前置きがあり、自宅に行く前に初めからそのように言われていて、私は「いいよ」と言ったにも関わらず、
家に着いた途端に野獣と化し、ベッドに寝たがるのである。
私が圧倒的に悪いのだ。

どうしたらソファに寝かされる女にならないのか。
自ら望んで「家に行きたがらない」が正解なのはわかっている。
彼らの目線で考えればいくつか想像ができる。
一人で居たい夜もある。あるいは、別の誰かと居たい夜もある。そもそも私と居たくない夜もある。単純に疲れている夜もある。
どんな夜の過ごし方をするかは、本人が決定する権利がもちろんあるにも関わらず、私は「しつこい」のだ。
そんなことを許容してもらっているうちに、連絡はついに途絶える。

私は待てができない。
欲望のままに牙を剥いてしまう野犬である。
そんな理性を失った状態で男の人の前にいるためか、「こわい」と言われる。
男の人はいつも正直だ。

「いつもより 側に居れればそれでいい なんて嘘で 寂しい裸」

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