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糖質ゼロの罠

砂糖は人間にとって最悪の食べ物だという。

砂糖自体をそのまま食べることはほとんどないが、砂糖を入れた食べ物は現代社会に山のように存在する。

砂糖を精製することがらできるようになってから、人間は狂ってしまった。甘いものは、不味いという感覚がない。甘いものを食べると、みんなうまい、おいしいと表現する。

細胞は糖質が大好きだという。私はここで、糖質が癌をどのように育てていくのかという医学的なことや、糖質の化学的、栄養学的なことは一切わからないし、それを勉強するつもりもない。総論として、糖質が癌に影響をもたらすということだけ分かればいい。

甘いものは別腹と呼ばれるように、どんなに腹一杯でも甘いものはお腹に入る。飲んだ後のラーメンもそうだ。糖質は肥満や生活習慣病の原因にもなるのは周知の事実だ。

そこででてきたのが、いわゆる流行の「糖質ゼロ」だ。

ここでも私は、糖質ゼロとはという細かい定義を厳密に議論するつもりはない。きちんと定義を確認したいなら、下記のサイトを参考にされたい。

糖質ゼロと糖類ゼロの違いとは?気になる食品表示の違いを徹底解説!https://medipalette.lotte.co.jp/diet/2426#h3-1

糖質ゼロ、糖質オフ、糖類ゼロ、糖類オフなどがあるようだが、要は日本人の大半は、砂糖は入っていないんだよね=太らないし、健康にいいんだよね、と思っているということだ。

しかし、完全に糖質ゼロで甘味を感じないなら、甘さを渇望しているダメな人間が、そんな食べ物や飲み物を口にするはずがない。だから当然、糖質の代替要素を入れるということになる。それはもちろん、添加物(人工甘味料)ということになる。

サッカリン
アスパルテーム
ネオテーム
スクラロース
アセスルファムK
アセスルファムカリウム

などなど、挙げればキリがないのでやめておくが、糖質ゼロと謳っているものには必ずと人工甘味料が入っている。

いや、ちゃんと動物実験したんだよとか、人間でも治験してるんだよとか言う輩がいそうだが、そんなことはどうでもいい。人工甘味料が発見されてまだ100年程度、人間に本当に影響を及ぼすのかわかっていないというのが本当のところだろう。さしづめ、原発についてここ数十年では安全性が確保されているという理屈をつけて設置を正当化する輩のようなものだ。関東大震災のことなど事例にも出さず、有史や人類、類人猿、哺乳類、恐竜絶滅、地球誕生46億年といった歴史の中で、地球がまったく何もなかったかのように語ることと同じで、人間にとって自然社会に存在しない人工甘味料が果たしてどのような影響があるかなど、そんな短期間の検証でわかるわけがないのだ。

カロリーという概念の間違いも細かに説明するつもりはない。今ある概念はいつか誰かが作ったもので、もしかしたら間違ているかもしれないのに、人間は、特に日本人はそれを疑おうとする気概さえない。

「糖質ゼロだから」「カロリーオフだから」私はダイエットしている、痩せると思っている人を見ると、悲しいを通り越して哀れだなとさえ思う。

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