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とりあえず大谷流しとけばっていう思考停止のテレビ局

朝からどこのテレビ局も大谷大谷。ドジャース入団、水原通訳賭博問題、大谷初ホームラン、三振してもノーヒットでも今日の大谷を報道。ゴジラ松井の日本人メジャー最多本塁打記録に並んだら、今度はゴジラを追い抜いて日本人最多になるまでとにかく報道する。

大谷が目指しているのは、松井を抜くことではないはず。そんなことお構いなしに、日本人メジャー最高と賞賛するレベルの低さ。

同じことを感じているのは世の中にいるようで、「テレビ局 思考停止」でググったら、次の記事がヒットした。決して私は先にこの記事をみてから書いているわけではないのであしからず。

日本はテレビ局もそうだが、システムそのものが思考停止状態になっているといっても過言ではない。政治家、企業、報道、教育etc。分野を区切ればキリがないが、日本の制度疲労はもう止めようがない。真似しかできない日本人という種別は、世界の潮流を作り出すことができず、どこかの国や組織が始めたことを延々と続け、真似し、加工する能力しかない。

日経平均株価がバブル期の最高値を更新したと騒ぐが、その間に世界は何倍もの経済成長を遂げている。日本の名目GDPは2025年にインドに抜かれていよいよ5位となるという。日本の幸福度ランキングは2022年が54位、2023年は47位だが、10代は32%、70代は49%だという。これからの未来の日本を担う若者が幸せを感じれない社会は、まさに高齢者優先の政策の結果である。その中身をここであらためて列挙する必要もあるまい。毎日毎日流れる政治のニュースは、現役世代にとって明るいニュースは何一つないといっていい。

テレビ番組は、その現実を自分たちの都合のいいように歪曲して伝えている。ジャニーズの性加害を報道したイギリスBBCの関係者が、こうしたことを報道することがジャーナリズムの役割だと言っていたが、そういう意味でいえばいまの日本にジャーナリズムは存在しないと言っていい。敢えて言えば、週刊文春くらいなものだろう。週刊文春に報道されてようやく動く警察検察も言語道断であるし、文春が報道しても動かない政治家、行政は日本の成長にとって不要で邪魔な存在でしかない。企業がさまざまな規制の中で利潤を追求しようとしているのに、ここぞとばかりに自分たちの利権を拡大して増税する姿こそ、腐敗した日本の姿そのものだ。

そんな後ろ向きな視点ではダメだよ、常に前向きでいこうという人もいるだろう。しかしもう限界なのだ。今目の前の自分にできることをやるだけ、という人の言葉は確かに正しい。しかし、どれだけ政治と行政に裏切られてきたか。何もしない政治家が賞賛され、黙々と働く現場の人たちは、誰にもその生涯をしられずにこの世を去っていくのだ。

また話が逸れたが、テレビ局の思考停止が甚だしい。テレビ局がなくなるのも時間の問題だ。「テレビ なくなる」とググると、3年ほど前から記事が出てくる。インターネット、動画サイトなどの普及によるテレビ離れとは意味が違う。テレビは無用の長物なのだ。私たち視聴者には何の恩恵ももたらさない。テレビ局がスポンサーのためにある姿勢を変えない限り、テレビがなくなることは避けられないだろう。

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