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おっさんずラブ、最終回を迎えて


それは突然の出来事だった。インスタのストーリーで流れてきた、屋上でのスーツのおじさん3人による喧嘩のショート動画。絶妙なテンポ感にクスッとさせられ印象に残っていた。

おっさんずラブはなんとなく知っていはいたが、ちゃんとドラマを見たことはなかった。ある書類提出の締め切りの前日、やる気が出ず、現実逃避としてアマプラを開いたら、おっさんずラブが配信されていることに気づき、「1話だけ見てみるか~」なんて思い見始めると、その日のうちにシーズン1の7話分をコンプリートしてしまっていた。書類には半分も手を付けていなく、次の日には案の定締め切りをオーバーして提出したが(土下座)、私はとんでもない沼に足を踏み入れてしまったことを悟ってしまった。テスト期間1週間前に何かにハマってしまうあの現象他ならないが、熱が冷めぬうちに、この感情を残しておきたい。現在5年ぶりにリターンズが帰ってきているこの時期に、私がおっさんずラブを知れたことは大変奇跡なのかもしれない。


ここまでが、私がおっさんずラブリターンズ1話を見る前の私が残していた下書きで、時はあっという間に過ぎ、今パソコンをカタカタしているのは最終回を迎えた私である。

本当に、濃密な1カ月半だった。気持ちのアップダウンが激しい鬱気味の私は、おっさんずラブにハマってから、日記を書くことを毎日続けられるほどのメンタルを保てていた。自分の幸せとは何かを考え、余計な考え事をしないようになり、またこれでいいやと中途半端な自分も受け入れる姿勢をも身に着けることができた。

おっさんずラブ展にも、おっさんずラブカフェにも行けたし、とにかく毎日RevivalとLovin' songは聞いて、林遣都くんの出ているミスチルのYour SongのMVも毎日見た。ここまで、何かを続けられるのは本当に久しぶりで、嬉しいんです。

このドラマは、たまたま好きになった相手が男なだけであって、性別も年齢も超えて、人を愛するとは何か、幸せとは何か、家族とは何かを一度考えさせられるシリーズだと思う。

アイドルのオタクを長くしているが、夢を売る彼らのコンテンツは、私にとっては暇つぶしや現実逃避に消費していただけなのに対して、このおっさんずラブは、見るたびに前に一歩踏み出す勇気をもらっていたような気がする。

はるたんが周りの人をぽかぽかにしていたように、このおっさんずラブは凍り付いていた私の心を陽だまりの中に取り戻してくれた。ドラマごときで人生変わるかよ、って思っていたけど本当に人生も価値観も変わった。だっていいことないINFPからINTPに変わったくらいだもん!!!そして、この作品で林遣都くんに出会えたこと、本当に嬉しいです。

初詣に行った春田と牧、春田のお母さんが来ることをずっと心配していた牧、インスタントラクサ、トールサイズのおかかおにぎり、キャベツ切り終えた蝶子さん、わたあめキッス、肉じゃがの発音がいい菊様、三角にならないおにぎり、公安ずラブ、熱海旅行、ろくろゴースト、エクセル全然覚えないいずぽや、マリッジブルー乗り越えた大号泣の春田と牧の結婚式、武蔵が窓をのぞき込んでびっくりしてクラクション推しちゃった菊様、莫逆の友、ビデオメッセージの武蔵、はるたんを幸せにする会、桜の木の下でキスする春田と牧……… 好きなシーンなんてあげきれないし、本当に、2018年のシーズン1からみんな成長して、こうしてそれぞれの幸せの形にたどり着くことができてほっとしています。

とにかく、最終回まで本当に楽しい時間をありがとうございました。私は、春田と牧が幸せでいてくれさえすれば、それだけでいいです!大好き!!
理由なんていらないから、とにかくまた、会わせてください!!!!
みんな、元気で、幸せでいてね!!!




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