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運命の交差点ノード軸

ノード軸は月と太陽や惑星の通り道となる黄道の交点 を顕す。感受点です。
 西洋においては夜空は北極星のある北側が高く、行動をはさみその反対側となる、南側が低くなるという考え方があり

この北側へと月が昇る事となる切り替え点を昇交点
ノースノード ドラゴンヘッドと呼び

そして交点を超え南側に沈み込む場所を降交点
 サウスノード ドラゴンテイルと呼んでいます。

これは地上におけるアセンダントや
ディセンダントのような場所となります。

月は人の心や自分自身の内面を顕す内側のエリアであり。
多くのものを吸収してきた基盤となる天体です。
 そうした、場所が黄道の影響で、陰陽が切り替わる転換の場所であり
このノード軸は運命の交差点やカルマとして、変化をあたえることとなります。

この交点は古くから月蝕、日蝕をとおして存在が感じられ、
その姿は天体を貪る龍として捉えられておりました。

昇点であるノースノードは黄道から多くのものを受け取り高いところである北側へと押し上げられます。
その姿はインドにおいては首だけで何でも飲み込むラーフとして
西洋では龍の頭であるドラゴンヘッドとして捉えられ

反対側の多くのものを失わせることで、
低いところである南側に落とし込む
サウスノードは
ラーフのからだであり、口のない神であるケートゥ
西洋では龍の尾となるドラゴンテイルとして捉えられます

一見すると同じように捉えられておりますが
インドと西洋において扱われ方は真逆の物となっています。
西洋においては前世の悪行であるドラゴンテイルを手放し
前世の徳であるドラゴンヘッドを目指すと考え

インドにおいては、すべてを貪り再現のない
ラーフを手放し
ケートゥーの与えるカルマや困難に向き合い
今生の修行をすると捉えます。

こうした考えの違いは森羅万象の出来事と結びつく
運命の輪である黄道から与えられるもの
それにより手放すものを
それぞれの文化、民がどのように受け止めたのか
といった違いなのでしょう。

共通するポイントとしては
ノースノードは与えられ、受け取る場所であること
サウスノードは失い、与える場所であることとなっています。

ここからは
そんなノード軸が実際にはどのように働くことがあるのか
活用法や現れ方を見てまいりましょう。


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