見出し画像

投票の帰りみち、の先の日常

画像1

投票の帰りみち-web用

フリーペーパー企画「投票の帰りみち」ダウンロード期間が終わったので、寄稿作品(ちょっとだけ修正)と投票ポスターをここにまとめておきます。
素朴に率直にポジティブに、を心がけて描きました。



今回の衆議院選挙、政権交代して欲しかったけどたとえできたとしてもそう簡単には変わらないだろうな(今までの散々な積み重ねもあるし、自民公明が野党として批判する側になるわけだから…)とも思っていたのですが。
私が住んでいる地域の小選挙区は、私が投票した人は落選してしまったけどギリギリで(私的に)最悪の事態は回避できたかな…?というかんじで
まぁ…まぁ…というところ。
以下、備忘録がてら。

↑図説がわかりやすい


↑の記事は有料ですが↓の解説がわかりやすいかなと思いました

「法律」については、参議院が衆議院と異なる議決をした場合には、衆議院で3分の2以上の再議決をすれば法律は成立します。

自民党は単独過半数(233議席)を取りましたが、公示前(276議席)より減りました。
自民党・公明党あわせて「絶対安定多数」(261議席)を維持したものの、自公だけで再可決(再議決)ができなくなったというのは個人的には嬉しいです。
「ねじれ国会は国会運営が停滞する」ともいいますが、きちんと議論されていない案が強行されるほうがよっぽど恐ろしいですし。
また憲法改正にも衆議院・参議院の3分の2以上の賛成(と国民投票で半分以上の賛成)が必要なので、ひとまず安心しました。少なくとも今の自民党の改憲草案は怖すぎて絶対嫌なので…(選挙終わったとたん改憲改憲言いまくってるしな…)


↑見出しだけだと「投票率低いんだ!」てなりますがたしかに前回2017年(第48回衆議院議員総選挙)よりは増えてる
今回はコロナ禍だし、そもそも「選挙するよ!」と発表してから投票日までが短すぎる(解散から投開票日までの期間は戦後、最も短い17日間)のを踏まえるとけっこうがんばったのでは…?という気もしないではない…?

↑色濃度で見せるこのマップはちょっと面白かった。
自民党の得票率も上がってますが、立憲民主党も上がってます。


今回は「18歳選挙権」が導入されてから、4回目の国政選挙となった。高校などで主権者教育を受ける機会の多い18歳の方が、大学生や社会人が多い19歳よりも投票率が高い傾向となった。

やっぱりアンケートとる場所やメディアによって結果が変わるよなーと思いつつ「将来の若者に負担を背負わせないように…とか言ってるうちに今の若者が死ぬ」て切実さがあるよなぁとか。

今回、与野党ともに大物政治家の落選が印象的でした。世代交代で自浄できればいいんですが。


↑2020年9月の記事。


女性の当選者がいる政党の中で候補者に占める女性割合が最も高かったのは共産の35・4%で、国民民主29・6%▽れいわ23・8%▽立民18・3%▽維新14・6%▽自民9・8%▽公明7・5%-の順だった。男女の候補者数を均等にした主要政党はなかった。

衆議院で当選した女性候補は45人(全体の1割にも満たない)で、前回から2人減。政党別で女性の当選者が最も多かったのは自民党ですが、党全体の比率で見ると女性が多いのは共産党。野党の女性議員にもっと当選してほしかったな…


あと今回気になったのは「候補者や政党の名前を書かせるんじゃなくて、マークシート式か何かにしてほしい」ということ。

立憲民主党と国民民主党が、今回はどちらも略称「民主党」。
略称で記入すると、無効にはならないものの、得票率に沿って両党で配分される。


そして読み方が同じ名前の候補者が公示直前に現れて混乱した島根1区。

↑このサムネイルにも写っていますが、突然現れた「かめいあきこ」さんは手描きの似顔絵ポスターで(わずかな掲示板にしか張り出されず)、目立った活動も個人演説会を数回開くのみ。Twitterでは「選挙妨害では?」という声もけっこう見かけました。証拠がなければ陰謀論で終わりなんですが、実際妨害しようと思えばできてしまうのは問題じゃないかなぁ。

直前でのポスター刷り直し、その他もろもろ大変だったろうなぁ…

この同姓同名問題、今後もふつうに起こり得ますよね。対策して欲しい。


「○」印方式にして欲しい!!

あまり知られていませんが、94年に改正された公選法は、国政選挙でも記号式を採用しました。ですが、自民党議員が「有権者に名前を書いてもらうことが、政党や政治家の財産だ」などと主張し、95年に自書式へと戻されたのです。

この非合理な主張に日本のダメなとこが凝縮されてる感ある…


「○」印方式は候補者が確定しないと投票用紙を印刷できないため、公示(告示)日の午後5時以降に印刷を始め、翌日朝には各期日前投票所に用紙が届いていなければいけないとのこと。
しかしそれはかけるべきコストだと思います。

ちなみに我が家へ「投票所整理券」と「選挙ニュース」が届いたのは期日前投票が始まる前日の10/19。(大阪の知人のところはもっと遅かったらしい)
そして「選挙公報」(候補者の顔や名前や公約などの情報が載ったペラい新聞みたいなやつ)が届いたのは、私が期日前投票をした10/27にようやく届きました。
正直「ナメてんのか?」と思ってしまいました…
整理券がなくても投票はできるけど、だからって届かなくてもいいなんてことは全然ないし。
今回は準備期間の短さのせいであちこちトラブルだらけ…
与党は投票率上げたくないんだなと思ってしまう…



それとつい最近のニュース

18歳以下に10万円…といいながら現金5万円+クーポン5万円相当を「来年の春に」給付するよってやつ

もう意地でもお金出したくないんだなっていうのがビンビン伝わってきますね。しかも所得制限あるんかい。学費もすごいんだからやるなら制限なしで給付すればいいのでは。
さらにポイント付与されるマイナンバーカードを取得するには1〜3ヶ月かかるし、いきなり申請者が殺到したらパンクするってモーニングショーで言ってました。
(すでに問い合わせ窓口への電話が激増してるらしいし…そりゃそうだろうな)


野党がせっついて改善されればいいんですが。
一律現金給付をした上で、子供のいる世帯や困窮世帯向けの支援を合わせてしていく…ならまだわかりますけど、してませんからね。





介護職など賃金引き上げ

上がるのはいいけどもっと金額増やして欲しいなぁ







なんかもういろいろありすぎて疲れますが粛々と日常は続く…


サポートしていただいた売り上げはイラストレーターとしての活動資金や、ちょっとおいしいごはんを食べたり映画を見たり、何かしら創作活動の糧とさせていただきます。いつも本当にありがとうございます!!