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少年ジャンプでバナッハ空間を語ろう

百年前の最先端とはいえ、現代の目で見てもけして易しくはない、当時の最高知性たちの死闘をテーマに、ぽつぽつと書き綴ってきました。


⇧ こんな難解な内容でも、なんとか語れてしまうし、それなりに面白がってもらえるのは面白いですね。

まんが家さんの頭のなかって、こういう風に回っているのかなと、これらの難解なブツを綴りながら、独り、感じることがあります。

読みやすいまんがとは、極論すれば地の文(テレビ番組でのナレーションに相当)や小難しい台詞がいったい何を言っているのかわからなくても、絵と勢いでなんとなくわかった気にさせてみせるものです。

「ドラゴンボール」でいうと、亀仙人が場外から「あっその技はいかん悟空!」とか叫んで隣のクリリンが「なんですって⁉」と驚くリアクションが続いて、悟空の歯ぎしり顔とライヴァルの悪役顔を交互に繰り出せば、なんか知らんけどどえらいバトルになってるんやとよゐこの男子の皆さんには了解してもらえるのです。


少年ジャンプの伝統芸です。もともとは梶原一騎のスポ根性まんがの技でしたが、実在のスポーツであるボクシングや柔道や野球を土台にしないでバトルのみを抽出してエキサイティングなストーリーを続けていくことが可能だと世に知らしめたのが、ジャンプのこの系統のまんが群でした。

超難解数学、激難しい物理学の話でも、同種のメソッドを使えば、なんか面白く感じられてしまう、そういうブログになっていっているのは面白いですね。


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