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『ミニマル/コンセプチュアル』@兵庫県立美術館に寄せて

5月21日に記す。兵庫県立美術館で『ミニマル/コンセプチュアル』の作品を観ていたら、スティーブ・ライヒやジョン・ケージあたりの音楽が聞こえてきそうになった。彫刻も絵画も音楽も、人間の表現という地平において地続きなのだと実感した。すべて人間の営為/人間が考えて行うことだと考えれば、現代美術は、ものすごく身近だ。

「コンセプチュアル」であることを省みる。
私は頭でっかちの音楽になっていないか。音楽は、脳か身体か、どちらに棲んでいるのか。どちらにも棲んでいる。脳に偏りすぎるなよと気分を戒める。アートで言われる」コンセプチュアル」にしても、頭でっかちであろうという理念では全くないはず。

展示の最後のセクション「芸術と日常」の、2人の彫刻家のメッセージが刺さった。ホームで電車を待ちながら今も暗唱している。

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