響き ~鍵と鍵穴~



君は今、なにをしているんだ?

彼女のことを想ってみた

何か見えてくる

俺の脳裏に映像のようなものが見えて浮かんできた


映画かなんかのフィルムみたいな

場面場面でパツパツ切れたような

映写機で映したような何かが見えてくる



あぁ、

君は今そんなことをしていたんだね

そばに行ってみようかな

話しかけてみようかな

そんなことが出来るのかな


でも…呼んでみようかな

ー『○○』名前を呼んだー

気がつくのかな?



 🤔🕵️😶 🤔🕵️😶 🤔🕵️😶


お。振り向いたぞ

こっちこっち

ん~!違うよ!

そっちじゃないよ、こっちだよ

ー顔の向きが変わったー

わかった?

俺、ここにいるんだよ


ー顔を真正面から見られているー

ヌハハ!

うわ、正面マジ照れるなぁ~

だけど嬉しいなぁ!愉快だなぁ~

なんだか楽しいぞ



あれ?俺何やってんだ

彼女のことばかり見ていちゃって

仕事を忘れてしまいそうになっていた



なんだかなぁ…

見えるんだよなぁ…

見ようとしているわけではないのに

想ったら見えてくるんだよなぁ



透視?

俺は透視が出来るのか?

いつの間に・・

まさかな~、そんなこと

いや ちょっと待てよ

むー…うそだろ

でも他の人とは感じたことはないな

彼女だけ、なぜか見えてくるものがある


えっ!覗き見?ヤバ

まずいまずい!それはまずい!

ちょっと想うのやめとこ~



 🛁😌💗 🛁😌💗 🛁😌💗


『ちょっとぉ~!見るな~!』

『トイレ中~!だめ~。

出るもんも出なくなる。引っ込む。

あとにして~!』


ゲゲッ

すまぬ!


『狙って来てるの?…』


いや・・

そこは狙っているんではないんだけどさ…

たまたま、、なのか、な??



しかし

面白いというかー

なんじゃこりゃ~!?

俺のアタマは正常だろうか

玉手箱のようだぞ



『ぶふっ!玉手箱っ!

なんともない。問題なし。

鍵開けたんだよ。』








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