最近マジでタバコ吸い辛いですよね。

僕は都内在住なのですが、4月1日から始まった東京都受動喫煙防止条例に加えてコロナの密対策で屋内も屋外も喫煙所が軒並み閉まっています。

居場所を無くした喫煙者は喫煙スペースを求めて街を彷徨い始めますが、本当に喫煙できる場所が無いので、結果として人目に付かない場所で吸うようになります。

実際に駐車場や路地裏に素敵なスペースを発見すると、喫煙者は隠れスポットとして吸い始めます。そしてその光景を見た別の喫煙者が吸い始め、数日後には立派な喫煙者コロニーと化していたりします。

レジスタントのアジトみたい。

結果として景観や住民への迷惑は悪化したような気がするんですが、東京都さんどうなんでしょう。これから通報や取り締まりが増えて喫煙者が駆逐されていくのか、イタチごっこが続いていくのか見ものです。
（喫煙所を増やす+マップアプリに登録とかして欲しい）

さて、そんな状況と育児が重なったので僕は禁煙を始めました。初めて禁煙外来を受診してみたので流れで書いてみたいと思います。

▼喫煙実績
・喫煙歴：10年
・喫煙量：15本/1日
・銘柄：Mevius  プレミアムメンソール 1mg×Gloの組み合わせ

一般的な喫煙者の範囲かと思います。立派な中毒にはなっていて、仕事が一区切りしたり、食後なんかにメチャクチャ吸いたくなりますし、飛行機の途中とか辛いですね。既に今吸いたい。

▼禁煙外来の流れ
①禁煙外来のある病院を予約
Googleで「禁煙外来」と検索する調べるだけで近くの病院が結構出てきましたね。需要が増えているのかもしれません。

②病院で呼気一酸化炭素濃度測定検査
受診の前に、小さい肺活量測定器のみたいなものに息を吹き込みます。タバコの3大有害物質は「ニコチン」「タール」「一酸化炭素（CO）」なわけですが、この検査でCO濃度を測ります。

参考値はこんな感じ。
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0～6ppm 非喫煙者
7～10ppm 要注意範囲
11～15ppm 喫煙者
16～25ppm 頻繁にタバコを吸う喫煙者
26～35ppm 常習的な喫煙者
36～50ppm 極めて常習的な喫煙者
51ppm以上 危険なほど常習的な喫煙者
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大体3－5時間で半減するらしいですが、嘘ついてもアレなので、僕はしっかりとタバコを吸ってから検査しました。

結果は8.0。

0-6が非喫煙者、11以上が喫煙者でヘビースモーカーは50とか行くらしいので、思ったよりかなり少ない数値が出ました。お医者さんも数値を見た時、小首を傾げて「何で来たの？」みたいな顔してましたが、電子タバコの場合低く出るケースがあるみたいですね。

③決意表明
私はタバコを止めます、と宣誓書にサインをすることになります。何故タバコを止めたいのか・自信はあるのかなどアンケート式の紙面に記載し、自分の禁煙道を明確にしていきます。

④処方箋の説明
禁煙用の処方は色々あるみたいですが、今回は王道のチャンピックスが処方されました。

保険適用薬で、主要な効果としては以下の2点。
　・タバコが切れた時の症状を軽くする
　・タバコを吸っても美味しくなくなる

また服用を始めてから1週間はタバコ吸っても良いと説明を受けます。受診前に最後の1本という覚悟をしたのでちょっと肩透かしくらいました。

ﾔｯﾀｰ!とか思った自分が情けないし既に禁煙失敗じゃないかこれ。

⑤2週間後の予約
今後しばらくチャンピックスを飲みながら定期的に受診していく事になります。2週間後/4週間後/8週間後/12週間後が決められたタイミングのようです。

▼チャンピックスを飲んでみる

とりあえず飲んでみようということで、服用開始。小粒で飲みやすい。
30分～1時間で特に体調に変化は無いが、確かに普段なら迷いなく吸っているタイミングになっても、タバコが切れた時のモヤモヤ感のようなものは軽減された気がする。

でもタバコ吸って良い期間ということで遠慮なく吸ってみる。

あれ、まずい。美味しくなくなってるわこれ。

タバコを吸った瞬間の、"脳にスーッと来る感じ"がなくなって、味ものど越しも非常に悪く感じる。

とはいえ習慣は付いてしまっているので1日にに何度か火を付けてしまいますが、全部は吸わずに消すレベルです。もしかするとこれが一番大事な機能かもしれません。あえて金払って不味いモノを買わなくても良いよねってなるかも。

4日目から服用量が増えるので段々減っていくプロセスは理解できました。あとは意思の問題かと思いますが、みなさまに見張っていただけるよう正直に経過を書いていきたいと思います。

今日はここまで。