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ベンゾジアゼピン系薬剤のはなし

みんなねっとサロンの中で多く話題にあがっている「薬」に関するお話です。
☆ベンゾジアゼピン系の薬剤について他団体でのイベント紹介をさせていただきます。(ページ下部)

ベンゾジアゼピン系薬剤への依存からの離脱方法 

 もしかすると、いま、あなたが耐えていらっしゃる体調の悪さは、薬の副作用かもしれません。


 精神安定剤ベンゾジアゼピン系薬剤への依存による体調の悪化とそれからの離脱方法を、英国ニューカッスル・アボン・タイン大学のヘザー・アシュトン名誉教授が、2001年に『アシュトンマニュアル』にまとめました。
この日本訳版が、インターネットで見られます。検索は「『アシュトンマニュアル』日本語版無料公開」で行います。


 アシュトン教授は、臨床精神薬理学が専門で医学博士です。このマニュアルには、ベンゾジアゼピン系の薬の作用、副作用、離脱症状、減薬法などがまとめられています。私たち家族にも分かりやすく書かれています。


 英国精神医学会では様々な声明のなかで(1988年、1992年)、「ベンゾジアゼピンは長期使用に不適当であり、一般に2~4週間に限ってのみ処方されるべきである」としています。しかし、英国の医療現場では実際には何年にもわたり続けて使用されていて、患者の体調が悪化している例が多数あるそうです。


そこで、アシュトン教授はこのマニュアルを発表しました。ベンゾジアゼピン系の薬の作用としては、抗不安作用、睡眠作用、筋弛緩作用、抗痙攣作用、健忘作用があります。


商品名では、ソラナックス、コンスタン、レキソタン、セニラン、コントール、バランス、マイスタン、リボトリール、ランドセン、メンドン、セルシン、ホリゾン、ワイパックス、ベンザリン、ネルボン、ハルシオン等として売られています。
類似作用を持つ非ベンゾジアゼピン薬剤ではマイスリー等があります。


必要な方は、ご一読を。
(野村忠良)

イベントのご案内

おうちでこんぼ亭《オンライン開催》
第72回こんぼ亭 (2021/5/1)
「睡眠薬・抗不安薬 どうなる? どうする?  ベンゾジアゼピン系の薬」
https://www.comhbo.net/?page_id=28777
主催:特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボ


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