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Billie Eilishの兄、Finneas O'Connellの音楽

今を輝く新世代ポップスター、Billie Eilishを陰で支えているのは兄Finneas O'Connellだ。
今年の最大話題作のBillie Eilishの「when we all fall asleep, where do we go」においても楽器やバックコーラス、プロダクションなど担当している。

私はこのBillieの新作を聴いて、歌のメロディーというより、音の出方とかプロダクションのほうが独特で驚いた。
じゃあこれらを担当しているBillieの兄、Finneas O'Connellとは何者か?について調べて出たものが今回の記事である。

Finneas O'Connell

7月30日生まれの21歳。若い。Wikiで調べてみるとまず最初に目が行くのは彼もまたシンガーであり、そして俳優であること。
どうやら人気ミュージカル海外ドラマ「Glee」の「Alistair」という役で出演していたらしい。
兄も芸能人として活躍しているということで一体Billie Eilishの家族は何者なのか?と調べてみたら母親も父親も俳優として活躍する、芸能一家のようだ。

以下から彼の音楽について調べてわかったものを述べる。

the Slightlys 

the SlightlysとはFinneasがリードシンガーを務めるバンドで、曲も書いているらしい。4~5年前に活動していたみたいで、現在はネットの情報によると解散しているらしい。そしてこの時期ではBillie Eilishの兄というより、前述した「Glee」の俳優のバンド、という認識であったっぽい。
曲を聴いてみたが、現在のBillieに感じる音楽性は全く無く、どちらかというとボーイズバンド感が強い。

そしてこの頃のインタビューでも当然妹の話は出ず、Gleeについての話や、自身のThe Slightlysの話、そしてお気に入りの歌手について述べているが、
Keshaについて熱弁していたり、他にもLana Del ReyやKaty Perryなど好みの歌手として挙げている。自身はロックバンドを持っているというのに、好みに挙げるアーティストは女性ポップスターというのが、現在の彼の役割としてどこか通じているような気もする。

恐らく最後の曲をリリースしたのは2016年の"I'm no good"であろう。先ほど紹介した曲より幾分か洗練されたポップロックになっている。いかにもUS出身のインディーポップロックといった感じだ。

FINNEAS

そして同年2016年にFINNEAS名義でソロ曲を発表している。この頃になると現在のBillieの曲にも通じるダークポップさがここではちらり見える。限られた音数の少なさはBillieの音楽にも反映しているのかもしれない。しかし面白いのはBillie Eilishの音源とは全く顔色の違うソフィスティケートされたポップを鳴らしている。

「NEW GIRL」

ゆったりとしたビート、時々うねるベースの音、FINNEASの本格的ソロ始動に最初に出した曲は、今のBillie Eilishにも通じる、音数の絞ったロックチューンで、なんとなくthe Black Keysを思い出させるブルース色のある曲になっている。

「I'm in love without you」

冒頭のゴスペルコーラス、Verseのバックで流れるオートチューンなどポップソングとしてレベルの高い曲だ。2017年にリリースされたそうだが、当時聴いていたら興奮して名前を忘れることはなかっただろう。因みにこの曲は、Finneasがドライブしている時に「I'm in love without you」というフレーズを思い浮かんだそうだ。元カノに歌った曲で、「自分は今の彼女がいて、幸せだから君も僕と同じように幸せだったらいいのにな」と歌った曲である。男前。


「Break my heart again」

ピアノの音といったり、旋律の美しいバラード。こちらも元カレに歌った曲でFinneas 曰く自分にとってパーソナルな歌であるそうだ。そして途中に女性の声が聞こえるが、これは恐らくBillie Eilishではないかという声がある。

「Claudia」

こちらが今のところ最新の曲である。こちらも音数を絞ったダンスチューンである。音数を少なくすることによってfinneasのセクシーな声が存分に前に出る。因みにClaudiaというのはFinneasの現在のガールフレンドであり、YouTuberのClaudia Sulewskiのこと。登録人数は196万人にもわたり、動画はどうやらメイクアップやファッションを中心としたものを挙げているようだ。


このようにFinneasは2018年から2019年にかけてシングルを多発している。こちらのインタビューを見ると、EPやアルバムを出したいけど、人々にまず個々の曲を認知してもらいたいという思いでシングルを出しているそうだ。そういう事だから皆さん聴きましょう。

またBillieと曲を書いているのをほんとに楽しんでいる一方、自分の曲を書くときは気持ちに正直になれるよう心がけていると言っている。
こちらのインタビューは、プロダクションの学び方と言ったり、彼の音楽に対する愛が伝わる良い内容となっている。

FINNEAS考察

よく妹のBillieは「次世代スター」と「次世代」という言葉を使われているが、一方の兄のFINNEASの音楽性は別に「次世代」でもなく、エドシーランのような既存のアイコンだと思う。これが別に悪い事じゃなくて、インタビューでもわかるように彼は自分が作る音楽に自分が愛せるか?を大事にしているので、「次世代」という言葉が使われるような色々な人に愛せるようなスタンスで音楽をやっているわけではなく、流行りのポップに合わせて曲を作るような商業主義で生きているわけでもなく、彼は「まず」自分のために音楽を作っているのではないかと思う。
そして本当の自分を映した曲を人々に認知してほしいと考えている。
と考えたときに、彼もまた「Billie Eilishの兄」ではなくて一人のシンガーソングライターとして十分に尊敬できる人だと思う。

まとめ

Billie Eilishのデビューアルバムを聴いて、ドスの効いた低音ブーストだったり、ヒップホップ好きにもできるアプローチがあった。これらは兄のFinneasの貢献も大きいと思うが、一方で彼のソロ音源を聴いてみると、Billieの音源とは全く違った、洗練されたポップになっている。そしてバラードが多いのも特徴。
Finneasを調べるまで彼のことをよく理解してなかったから、Billieの裏方に専念している人だとてっきり思っていたが、Gleeに出ていたり両親が俳優をやっていたり、自らもソロ活動をしているとは知らなかった。


そして音楽をやっているとわかった時も、Billieの音源のように暗いものかと思ったら、そうでもなく、どちらかというと現行のポップシーンにならった洗練された曲が多くとてもなじみ深い。Billieの音源と比べると、最新さに欠けるかもしれないが、彼の書く曲もとても良いので聴いてみてほしい。そしてBillieの音源と違うことをやっている事実を踏まえると彼が「音楽」そのものを愛しているという事が充分に伝わる。
その「音楽愛」が純潔であり、金儲けとかBillieを利用しようとも全く考えてないからこそ、この兄妹がとても仲睦まじい姿を我々に何度も見せているんじゃないかなと惚れ惚れしてしまった。

#BillieEilish #ビリーアイリッシュ #FinneasOConnell #音楽 #Glee


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mososo

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