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表現再考:水と緑の中で、生命を分かち与えられて

 子供の頃、渓谷に連れて行ってもらって蛍狩りをさせてもらったことがあります。

 日の落ちた後の闇の渓谷で、乱舞する蛍は、今でも記憶に残っています。

 季節を語った七十二候が生まれたころ、蛍は、草が蒸れて腐って生まれると思われていたようです。

 蛍の緑の光、それは、植物が分かち与えてくれる生命の輝きであり、植物の世界が導いてくれる生命の循環の象徴なのかもしれません。

 草から蛍?と笑う自分と比べて豊かなのは、どちらか、考えたくなります。



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