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将来子供ができたら、プロ野球選手より通訳を目指させようという話(杞憂)


オオタニサン ドジャース入団おめでとう

高額の年俸とその支払いシステムが話題に

先日、大リーグ球団『ドジャース』が、我らが大谷翔平様と10年で契約を結んだ。
プロ野球選手と愛犬家の二刀流として知られる彼だが、驚くべきはその契約金だ。
数々の媒体で嫌となるほどその高額ぶりが報道されているが、その額なんと約7億ドル…日本円にして約1,015億円とのこと。
使いきれなかった場合は是非相談していただきたいものである。

しかし、その約7億ドルのうち、97%が後払いになる見込み…つまり10年間の契約終了後に支払われるそうだ。
つまり、大谷選手がこの10年間で実際に受け取る年俸は200万ドル(約2億9,000万円)で、契約終了となる10年後の2034年からは、毎年6,800万ドルが振り込まれるそうだ。
もう引退したら贅の限りを尽くし、遊んで暮らせるやんと思うが、多分そういう発想に至らないからこそ、ここまでビッグになれるのだろう。

ドジャースの中でもずば抜けて高額年俸となったが、この支払いシステムは彼の提案らしい。
というのも、大リーグの各球団は、契約している選手40人の年俸総額が2億3,700万ドル(約343億円)の基準額を超えると、課徴金を大リーグ機構に支払わなくてはならない。
で、これは基準額から乖離すればするほど税率が上がるため、もし支払うとなっても抑えたいのが球団の心情である。
大谷選手の年俸を何も工夫せず払ってしまうと、この年俸総額も跳ね上がってしまうが、後払いにすることで軽減されるわけである。
その分、さらなる補強に回せるわけで、ひいてはドジャース全体のレベルアップにも繋がるというわけだ。
…なんというか、オオタニサン、人間出来すぎだろ。

一方、通訳の方の年収は…

オオタニサンの年俸の約2% らしい

そんなオオタニサンをサポートする専属通訳の水原さん。
顧問契約として、オオタニサンの年俸の2%を報酬として貰っているそうだ。
前述の通り、オオタニサンの年俸は10年で1,014億円、1年で101.4億円。
となると、ざっくり水原さんには2億円が入ることとなる。
(実際の年俸額を反映させると約600万円だが、流石に無いだろう)
あくまで推測でしかないが、通訳としては破格の給料であることには間違いない。
通訳の他に、運転手、練習のサポート等マネージャー的な仕事もあるようだが、にしても破格である。
それだけ大変なのだとも思うが。
オオタニサンが日ハムに入った2012年に、水原さんも同様に日ハム入り(通訳として)し、関係ができたそうだ。
…なかなかの豪運だ。

金を稼ぐ、という視点だけならアスリートより通訳では

勿論、その競技を『やる』ことが好きで、金稼ぎなんて二の次だ、という考えならば別だが。
毎年生まれては消えゆくプロスポーツ選手たちを見ていくと、通訳を目指すというのも一考の余地があるように思われる。

プロ野球選手として年2億円を10年間稼ぐのはかなり大変であろう。
少なくとも小学校から野球に触れ、強豪校で揉まれ、ドラフトに引っ掛かり、一軍として試合に出て、大きなケガをせず、結果を残し続ける。
狭き門すぎる。

その点通訳であれば、仕事に困ることはないだろう。
(食いっぱぐれない的な意味で)
当然、水原さんは通訳の中でもかなり成功しているケースであろうが、こっちの方がよっぽど現実的である。
仮に通訳の仕事に就けずとも、言語を勉強していることで損はないだろう。

今年もあります プロ野球戦力外通告

12/27(水)23:00~0:30 TBSにて

今年もこの時期だ。
しかし今年はWBC優勝、阪神の『アレ』、オオタニサンの躍進…
スポットライトが強くなるほど、影もまた濃くなる。
野球を続けるのか、諦めるのか、男たちの葛藤に今年も刮目せよ。
決して『奥さん美人だなぁ』と思う番組ではないのだ。

全国の野球少年は、甲子園やプロ野球を観る前にこれを何度も観た方がいいと思う。
まずそもそも戦力外通告を受けている選手も相当な狭き門を潜り抜けているわけで…
私は毎年この番組を観る度に、将来何があっても困らない知識やスキルを身に着けておいた方がいいよなと、超大きなお世話ながら思うのである。

何が起こるかわからない人生。
通訳を目指せ!は飛躍しすぎかもしれないが、スポーツの一本鎗で突撃するよりも、大人になる前に色々なカードを持っておこうね、という話である。
個人的な考え方であるが。

あ、でも

会社辞めたけど何とかなっているから、過度な不安や心配をするより、まずはやってみることの方が圧倒的に大事だぞ!

ということも書き添えておく。

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