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こころに寄り添う心理カウンセラーとして…

他罰的と自罰的

なにかトラブルが起こったとき、失敗したとき、上手くいかないときなど、人は3つのタイプに分かれます。

例えば、
急ぎの用があり、タクシーに飛び乗りました。
タクシーに乗ってから、1万円札しかないことに気が付きました。
そのことを運転手さんにお伝えすると、「おつりがありません」と返答されました。
あなたなら、どう思いますか?

1,運転手なんだから、おつりを用意するのは当たり前だろ。
2,申し訳ない・・・どうしよう。
3,コンビニに立ち寄ってもらって、1万円札をくずそう。

1つめは、他者のせいにする、他罰的な人。
2つめは、自分自身のせいだと感じる、自罰的な人。
3つめは、他者のせいにも、自分のせいにもしない人。
    上手くいかない原因や自分の反省点、環境、タイミングを客観的に
    みて、次の機会に活かせる人。

今回は急いでいる、という設定なので、余裕のあるときでは、対応が違ってくる方もいらっしゃるでしょう。
自分自身でも、状況が変われば反応が変わるということは、10人いれば10人それぞれ反応は違ってきます。

自分の反応だけで相手の状態をみると、人を見る目、理解する幅は狭くなります。
要するに・・・
「人はみんな自分と違う」
ということです。

自分とは違った考え方、捉え方をしている人にも、「この人はこう考えるんだんだな」と受けとめてみます。
もちろん、自分自身のその考え方や価値観を変える必要はありません。
「もしかして、こう思っているかも・・・」
違う視点を持つことが、心のやわらかさ を作り、相手への理解が始まる一歩につながるでしょう。


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