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寒川神社【神奈川・寒川町】

こんにちは!
浅く広く神社探訪する『神社アベニュ~』の20.315です。

今回は関東屈指の大社、寒川神社に詣でました!

HPがとってもおしゃれでクールな寒川神社。
もちろん、リアルも素晴らしい。
HPに記載されている御神徳は以下のとおり。

「全国唯一の八方除の守護神として、すべての悪事災難を取り除き、福徳開運を招き、生活に限りない恩恵をもたらすといわれています」

年間の参拝客は約200万人、神奈川県では同じ湘南エリアに鎮座する「鶴岡八幡宮」に次ぐ規模といっても過言ではありません(といっても、両神社は約20キロほどの距離があります)。

また、昇殿してご祈祷される方が日本で最も多い神社としても有名ですね。

寒川神社-3

さらに、延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に記載され、かつ名神大社(みょうじんたいしゃ)として記されている古社です。

名神(みょうじん)とは、農業を守る神様の総称です。仏教用語の「明神」と混同され、名神という表記は廃れ、明神が一般化しています。

ところで、この名神大社と呼ばれる神社ですが、山陰道の隠岐の島、西海道の壱岐の島、対馬島に比較的多いんです。

いずれも朝鮮半島に近く、古代は「隠岐国(おきのくに)」、「壱岐国(いきのくに)」、「対馬国(つしまのくに)」として日本と朝鮮の交通点として機能、または朝鮮動乱時には防波堤としての役目を果たしました。

ヤマト王権がこれらの諸国を重視していたからこそ、神社も多く建立されたのではないかと思われます。

おっと、ここは寒川神社の話でした。笑。

いずれ隠岐の島などを探訪した際に、改めて詳述したいと思います。

寒川神社-2

創建は不詳。これだけの古社なのでやむをえませんが、古代は海が近く境内の外は海岸だったのではないか、と言われています。

だとすれば海上からも、もっこりと膨らみのある「鎮守の森」が見えたかもしれません。大阪・堺の仁徳天皇陵(大山古墳)のように。

寒川神社のお土産といえば、八福餅(はちふくもち)。八方除にちなんだネーミングのお餅ですが、お伊勢さんの「赤福餅」によく似ています。

赤福餅が先か、八福餅が先か、うーん、おそらく赤福だと思いますが、あまり決めつけてしまうのも粋じゃないので、まあ、どっちでもええやんか、ということにしておきます。

湘南エリアにお越しの際は、ぜひご参拝&お土産に八福餅を!

【基礎データ】
■創建 不詳 ※古墳時代か。
■祭神 寒川比古命 (さむかわひこのみこと)、寒川比女命 (さむかわひめのみこと)
■住所 神奈川県高座郡寒川町宮山3916
■HP 寒川神社

※写真は全て20.315が撮影。





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