『今夜、ロマンス劇場で』(2018年公開)
タイムトラベル・ファンタジー?
銀幕を愛する人のためのラブロマンス?
究極のプラトニック・ラブ?
いろんなキャッチコピーを想起させるラブストーリーです。
かつて一世を風靡した銀幕の女優は、いつしか色褪せ、忘れ去られていた。
そんな映画フィルムを倉庫から見つけ出し、自分ひとりで「貸切上映」して楽しんでいるうちに、その女優に恋をする。
モノトーンの彼女は、ひとり映画館で銀幕をみつめるその彼に、やはり恋焦がれる。
フィクションと現実が交差する中で、いつしか現実に彼女がリアルに登場して、不思議な生活が始まります。
きめ細やかに、非常に完成度の高い作品に仕上がっています。
他の映画でいえば「バックトゥザフューチャー」、小説でいえばロバート・A・ハインラインの「夏への扉」を彷彿とさせるプロットがちりばめられているんじゃないかな、と。
子供から高齢者まで、あるいは親子3代で見ても楽しめる仕上がりです。
綾瀬はるかも坂口健太郎も、この映画だからこそピッタリはまっています。このような映画のヒロイン、ヒーローを演じられる両者は、俳優冥利に尽きるんじゃないかとさえ思います。
反面、金まみれで欲望のかたまり役のハンサムガイを演じる北村一輝も、面白いですよ。
映画の中で、本田翼も登場しますが、役どころは坂口健太郎にふられる悲劇のヒロインです。いや、助演女優ですけど。
20.315だったら・・・たぶん本田翼にリアルになびいちゃいますけどね!笑。
せっかくええ話やのに、そんなこというたらあきまへん!
※写真は全て「映画.com」から。
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